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Overseas
"Maroon 5 Asia 2025 - Tokyo" 2⽉8⽇(土)東京ドーム OPEN 16:00 / START 18:00
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2017年の前作『Red Pill Blues』リリース後に亡くなった、バンドのマネージャーでAdam Levine(Vo)の幼馴染でもあったジョーダン・フェルドスタインに捧げられ、彼のニックネームを冠したアルバム。ヒット曲「Memories」を中心に、全体的に哀しみを湛えたムードの本作は、トラップ・ビートや温度感の低いエレクトロ・サウンドも相まって、落ち着いた音像に。誰もが不安や喪失感を抱えた時代にそっと寄り添い、包み込んで癒すような優しさが伝わってくる。巧みなフロウを聴かせるMEGAN THEE STALLION、Adamとのデュエットを響かせるH.E.R.、そしてStevie Nicks(FLEETWOOD MAC/Vo)や故JUICE WRLDなど、客演も豪華だ。
エレクトロニックなファンク、バンドで構築するモダンなR&Bを軸とするMAROON 5が、ここ数年USでドラスティックに音楽シーンのトップを奪取したという事実に欠かせなかったもの、それは間違いなくラップ・ミュージックだ。2016年にリリースしたKendrick Lamarをフィーチャリングした「Don't Wanna Know」での驚きと、それを飲み込んででも彼らのサウンドとして確立できるのか? という疑問を、今となっては抱く余地はないだろう。音数を絞り込み、今のビートでトラックを構築したうえでMAROON 5らしさが滲み出るのは、Adam Levineのスムーズでエモーショナルなヴォーカルの強さとバンドらしいグルーヴがあるからに違いない。親しみやすい形でジャンルやカテゴリを横断した快作。
すでに全米チャート1位に輝き、バンドにとって7年ぶりのナンバーワン・ヒットとなった本作。デビュー時のなんとしてでもソウルやファンクのグルーヴをロック・バンドのメカニズムで表現しようとする衝動と、それを牽引したAdam Levineのホワイトソウルなヴォーカルにどうしてもパワーとポップスの挑戦を感じていた身には、今回のアルバムもR&BやEDM、トラディショナル・ミュージックを思いっきりポップに消化し、万人受けするチャート・ミュージックに濾過された印象は否めない。先行シングル「Maps」がメイン・ストリームの洗練されたR&Bになんとか彼ららしい生音のジャシーなギターやピアノをアレンジしていた熱量が本編でも反映されたら......。Adamのメロディ・センス好きにはいい作品ではある。
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