名古屋出身の若き4人組 Some Lifeが、10代限定のイベント"未確認フェスティバル"での準グランプリ獲得を経て全国デビュー。そのタイトル"Poo"は幼児語で"うんち"を意味する。なるほど、汚物でありながら子供たちのスーパー・キャッチーなアイコンでもあるそれを、成人を迎えても言い合って笑える。そんなメンバーの仲の良さが伝わってくる「サムライフのテーマ」に始まり、オルタナティヴ・ロックにパンクにレゲエなど、様々な音楽的影響を、ユーモアたっぷりに掛け合わせ思いっきり出した全6曲。それらを引っ提げて、彼らがステージ上で無邪気に暴れ回る姿を観てみたい。Some Lifeの前では、誰もが童心に返れるのかもしれない。行こう、ライヴハウスへ。
ジュウの3枚目となるEPが到着。ロクでもない高校生活を赤裸々に振り返る「HIGH SCHOOL ROCK~青春真っ逆さま~」で始まり、底辺で光ってやるという反骨精神を爽やかなサウンドに乗せ、ジュウなりのポジティヴ・ナンバーに仕上がった「THIS FREE」や、20秒に強烈なエネルギーを詰め込み社会への怒りと共に爆発する「殺す」など、少年のように、まっすぐで時に鋭い眼差しが随所に光る。そんな本作を締めくくるのは、思春期の"行き場ない熱い苛立つ心"を忘れないでと歌う「卒業」。"青春"や"大人"を冷めた目で見ていたあの頃のリアルな記憶が刻まれたリリックは、今まさに青春時代を生きる若者にも、社会に染まっていく大人たちにも響くことだろう。自由になりたいという青い叫びが痛いほど突き刺さる。