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Japanese
"銀杏BOYZ アコースティック・ライブツアー2022「僕たちは世界に帰ることができない☆」" 3月26日(土)Zepp Nagoya OPEN 17:00 / START 18:00
NHKの朝ドラ"ひよっこ"で名演技を披露し、世代を超えて名と顔を知らしめた峯田和伸。彼が率いる銀杏BOYZの最新シングルとなる今作で、彼は音楽においても老若男女を魅了する存在になり得るのではないだろうか。そう思えるほどポピュラリティを感じる名曲だ。『エンジェルベイビー』、『骨』に続く、"恋とロック"を軸とした3部作の締めくくりに位置づけられているが、"恋とロック"とは、彼の中で――遡ればGOING STEADY時代からあった軸と言えるわけで、その集大成にも感じられる壮大な甘さを味わえる。2曲目の「二十九、三十」は、クリープハイプのカバー。アレンジこそ違えど、クリープハイプと銀杏BOYZに通じるメンタリティのようなものが表れていて、ファミリー・ツリーを見ているような気持ちになる。
峯田和伸がNHK連続テレビ小説"ひよっこ"の小祝宗男役で俳優として、ぐんと知名度を上げるなか、3ヶ月連続でリリースするシングルの第2弾。2016年に安藤裕子に提供した「骨」と『DOOR』(2005年)収録の「援助交際」を再録・改題した「円光」の2曲を収録。ともに歌メロそのものの人懐っこさや洗練なんて言葉さえ浮かぶ演奏とは裏腹にアクが強すぎる峯田のヴォーカル、歌詞の世界観が聴く者を選んでしまうであろうラヴ・ソングだ。ある意味、ショッキングと言ってもいい。しかし、愛とはそもそも、それくらいの強い想いに突き動かされた感情のはず。それを単に感情を迸らせるなんて安っぽいものにせず、冷静ささえ感じさせながら、ぐぐっと押し出したような表現にしたところに凄みを感じずにいられない。
ロックンロールに人生を変えられて、今や中年の域に足を踏み入れた者として峯田和伸は覚悟を決めて、再びまっさらなバンド・サウンドで世界中にいるひとりぼっちの脳天を揺さぶろうとしている。これまでも録音物としては尋常じゃないバランスの音源を残してきた彼だが、今回の表題ではエレクトリック・ギターやシンバルの金属的なサウンドがシューゲイザーとは違う目的で、光る洪水のように聴く者を溺れさせる。この音こそが意思だ。Track.2「二回戦」はライヴ映像作品『愛地獄』に弾き語りで収録された「イラマチオ」のタイトルを変更したバンド・アレンジ曲。シティ・ポップ的ですらある野崎泰弘のエレピも、UCARY VALENTINEが差し込むノイズも音としては逆方向なのに、曲の純度を上げている。何度目かの新章到来だ。
自分の人生の中で、今まで出会ったすべての人に会いたい。そして愛する人にはキスをして、抱きしめて、嫌いな奴はぶん殴って、その後やっぱり無理やりにでも抱きしめてやりたい。そして警察に捕まって終身刑で牢屋に入れられて、その牢獄の中で抱きしめた人たちの匂いや感触を思い出しながら、死ぬまで生きたい。このアルバムを覆うインダストリアルやエレクトロも食い散らかした狂騒的なビートとノイズは人間という牢獄そのもので、その中にある美しいメロディと言葉は、牢獄の中で浮かべる笑顔と涙のようだ。9年間、ずっと待ってたわけじゃない。このアルバムを聴いて、何かを思い出したわけじゃない。ただ、"生きている"という事実だけが僕にも銀杏BOYZにもあった、それだけのこと。本当に、それだけのことなんだよ。
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