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Japanese
"ニガミ17才と" 8月27日(金)Zepp DiverCity(TOKYO) OPEN 17:15 / START 18:00 w/ 打首獄門同好会
彼らの名を知らしめ、"おしゃれ且つ変態"な音楽と衝撃の出会いを果たしたリスナーも多いであろう傑作『ニガミ17才b』から2年半。本作は待望の新作に高まった期待を別角度から愉快気に壊して超えるような、異能っぷりがはじけた1枚であることを1曲目「Jimmy Perkins」から確信した。ジャジーなリズム隊にミュージカル風の岩下優介と平沢あくびのヴォーカルの掛け合い。音に身を任せるのも最高だが、歌詞を読むとその物語性にも心躍らされるというのはまさに奇術のよう。存在感を増したベースのグルーヴが引っ張るダンス・ミュージック「こいつらあいてる」、お得意の変拍子と病みつきになる言葉選びが光る「オフィシャル・スポンサー」を筆頭に、全曲聴きどころ満載で、最後の最後までドキドキしっぱなしだ。
元嘘つきバービーの岩下優介を中心に結成されたバンド、ニガミ17才による2ndミニ・アルバム。岩下らしい、前のめりで予測不能な曲の展開力はそのままに、メンバーが変われば方向性もメンタリティも変わる。自由奔放なドラマー 小銭喜剛、ファンキーなベーシスト イザキタツル、鍵盤初心者でありながら、元役者という豊かな表現力と合わせて、岩下と並んでバンドの顔となっている平沢あくび。4人の個性が絶妙に絡み合ったファンキーなサウンドはさらに洗練され、そこに宿っていたポップで開けた魅力が大きく開花。どちらかというとカルトなイメージの強い岩下が本誌インタビューで"目標は「紅白」"と本気で言っていた。これが情報に溢れた時代のネオJ-POPスタイルなのか? とにかく、強い。
色の濃いタイアップ曲が集結した打首のニュー・シングル。元極道の専業主夫の日常を描くギャグ・コメディ"極主夫道"OP曲「シュフノミチ」は、主夫/主婦の奮闘を歌っており、まさに"生活密着型ラウドロック"バンドと相性抜群の1曲だ。一方「カンガルーはどこに行ったのか」では、子どもの大人気キャラクター"しまじろう"とのタイアップというだけでも強烈なのに、"かんがえることを"と何度も繰り返される言葉が、より大きなインパクトを放つ。さらに、その"かんがえる"という歌詞の中に"カンガルー"が実は交ざっているんだから、笑わずにはいられないし、その裏で鳴るベース・ラインもクセになる。疾走感溢れる「それだけがネック」の、メロディにぴったりとハマる語感も良い。
ミニ・アルバムそのものや"新型コロナウイルスが憎い"といった、どストレートなタイトルからもわかる通りに今年を象徴する1枚が完成。本作には、ステイホームで筋トレしながら、アニメを観る前後に、はたまた風呂上がりに腰に手を当て牛乳を飲みながら――そうして聴くことで灰色の日常を鮮やかに彩ってくれる曲が詰まった。"マスクしながらの ジョギングヤバイ"(「足の筋肉の衰えヤバイ」歌詞)など、打首らしく生活に密着した2020年のあるあるには思わずニヤリとさせられ、コロナ禍から平穏を取り戻したときに何をしようかと希望を歌う「明日の計画」で泣かせてくるのもニクい。日常が変わってしまったからこそ、今の日常を歌う打首の音楽がとても愛おしい。なんて書いたけど、頭を空っぽにして楽しむのもやっぱりいいのだ。
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"お洒落且つ変態"。ニガミ17才が新たなポップのスタイルを提示する
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2018.08.24 @渋谷eggman
2016.09.19 @渋谷ライヴハウス11会場
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