Japanese
bokula. × ハートアップ × FM AICHI "ROCK YOU!"
bokula.:えい(Gt/Vo) かじ(Gt) さとぴー(Ba) ふじい しゅんすけ(Dr)
DJ:Nozomi(FM AICHI"ROCK YOU!"パーソナリティ)
Photographer:うえむらすばる
心の本音を、内側をえぐり取るような楽曲たちが揃った
えい:でもなんかこう見たときに、学生さんとか社会人の方とか見ると思うんですけど、疲れたなってときにふっと目に入ったら元気づけられるようなクリアファイルになったんじゃないかなと思いますよね。
Nozomi:たしかにその通りだと思います。それともうひとつ、最高のグッズが。
bokula.一同:まさかまさか。
一同:タンタカタンタンタ~ン、"ボクラーメン"♪(笑)。
Nozomi:これさっきちょっとみんなで試食させてもらったと思うんですけど、瀬戸内レモン味ラーメンってことでちょっと変わってるなと。
えい:そうですね。広島ならではのね、瀬戸内ですから。
Nozomi:そうかそうか。ちなみにかじさん、食べてみてどうでした?
かじ:これあまりに美味しすぎて、僕2杯いただいたんですけど、結構ラーメンって朝食べようと思うと、まだちょっと重いなって感じると思うんですけど......。
えい:ラーメンマスター かじだ。
かじ:ラーメンマスターからすると全然朝でもいけるんですけど(笑)。朝だとちょっと重いなって人でも全然さっぱりしてて普通にいつ食べてもいい。朝昼晩おやつ。おやつでもいけるくらいめちゃめちゃ美味しかったです。
Nozomi:相当お気に入りということで。えいさんはどうでした?
えい:そもそも僕がイラスト・パッケージを描かせてもらったんですけど。
Nozomi:そうなの? 上手! 味のある。
えい:そうです、これ僕が描きました。自分の描いたものがパッケージになってそれが商品化されて、みたいな。すげー嬉しいなって素直に思っちゃいましたね。
Nozomi:かわいいよね。パッケージも。ちょっと食べるのもったいないぐらい。
えい:おばあちゃんに送ろうと思います。
Nozomi:いい話。そしてこのラーメンの中にはなんと、このジャケのステッカーもね。
えい:そう、僕も早速スマホに挟んで。配色がいいからめっちゃ映えるんですよね。
ふじい:たしかに。僕も貰っていいですかね?
Nozomi:たぶんいっぱいくれると思う。食べたあともステッカーが残るので味をきっと忘れることはないでしょうということで、素敵なグッズ、これぜひゲットしていただきたいですね。そして今回ポスターもあるんですけど、ポスターにメッセージがあるわけですが、これは誰が書いてくれたんですか?
えい:これは私ですね。
Nozomi:読んでみて。
えい:読みます? 恥ずかしいですね。"前へ進むと道のりが、道のりを振り返れば帰り道"ということで。
ふじい:おぉー! 言ってみたいそんなこと。"前へ進むと道のりが、道のりと帰り道は"......逆。あ、ごめん。
さとぴー:音読ですねこれ。
えい:全部崩したよ?
ふじい:すいません......。
Nozomi:素敵なメッセージが書かれているわけですけど、これはどういった意味が込められているんですかね?
えい:まぁでも本当に読んで、そのまま字のごとくといいますか、そのままなんですけど。まぁいろいろね、新しい道は自分自身で切り開くもんだと思うんですけど、切り開いたあとにやっぱり挫折することもあると思うんですけどね、振り返ったらそれはちゃんとこう自分の実績だったり足跡だったり、ちゃんと自分が残してきた証になってるなという気持ち。まぁ今自分の経験でもあるんですけど、そういう気持ちを込めさせていただきました。
Nozomi:なるほど、ありがとうございます。これ、直筆ですか?
えい:そうですね。
Nozomi:字、上手いね。
えい:よく言われるんですけど、自分の中ではそんなことないと思ってるんですよ。味?
Nozomi:なんか漫画のさ、擬音とか書くの上手そう。
えい:たしかに、嬉しい。ありがとうございます。
Nozomi:この書体も含め楽しんでいただきたいですね。字って結構人間性とか出ると思うので、どんな人かっていうのを想像しながらポスターも見ていただくといいかなと思います。そしてですね、7月14日、日曜日には、"ハートアップ × FM AICHI ROCK YOU! presents bokula.プレミアムライブ"の開催も予定されています。
bokula.一同:ありがとうございます!
Nozomi:毎回激アツのイベントになっているので、bokula.のみなさんには今までのやつを超えていただきたいなと思うんですけど。きっと楽しい1日になると思いますので、"ハートアップ"の学割キャンペーン・サイトからと、FM AICHIのイベント・ページからこのイベントの応募受付がスタートしてますので、ぜひみなさんエントリーしてみてください。
bokula.一同:お願いします!
Nozomi:はい、でここからはですね、bokula.の楽曲のお話を聞いていきたいと思います。4月17日にメジャー1st EP『涙 滲むのは心の本音です.』がリリースされます。
bokula.一同:ありがとうございます!
Nozomi:私早速聴かせていただきまして、全体のサウンドとかそういったものがめちゃくちゃ統一感あるのに、bokula.の引き出しの多さがすごい出てるっていうのをすごい思いまして。
えい:また見抜かれたか。またバレてる(笑)。
Nozomi:このEP、配信とかだと5曲入りだと思うんですけど、CDだと6曲入ってるっていうのもいいなと思って。で、こちらは、ざっくり聞いちゃうんですけど、何を大切にして作っていった1枚になるんでしょうか?
えい:タイトルのテーマってことですかね?
Nozomi:そうですね、こういったタイトルを付けるに至って、どうしてこの6曲が集まったのかとか。
えい:僕らは青さみたいものを大事にというか、bokula.らしさとして掲げているんですけども、その先の延長というより、この"青さ×何か"というか、そう考えたときに本当はこの青さの中にもいろんな葛藤だったり、うわーってぐちゃぐちゃになる気持ちだったりがいっぱいあると思うんですよね、その中にも。ただキラキラした"楽しい"みたいなものだけじゃないと思うし、そういう心の本音を、内側をえぐり取るような楽曲たちを揃えたんじゃないかなと思っています。
Nozomi:なるほど、ありがとうございます。それは常にバンド結成のときからテーマとして掲げていることなんですか?
えい:でもそもそもは自分が今どういう気持ちを思っているかとか、本当に自分自身の現状を曲に落とし込んでいることが多いですね。
Nozomi:そうしたときに、自分の中にまだ青さが全然あるなって感じてるってこと?
えい:もともとないと思ってた人間です。そういう、楽しい文化祭でわちゃわちゃみたいな、帰りに放課後で、みたいなのはなかった人間なんで。ド陰キャ中のド陰キャみたいな。うちのしゅんすけとかもよく知ってると思うんですけど。
ふじい:高校からの仲なんで。高校からというか、高校のときを知ってるんで、すごいもう......。
えい:そういうのがなかった人なんですけど、やっぱりそういう人でも今歳をとって22になって、振り返ってみればやっぱあのときは楽しかったよな、ああいう日は尊かったよなって思える自分がいたので、ということでこの青さを大事にしていかなきゃなっていう自分自身のテーマでもあります。
Nozomi:なるほど、ありがとうございます。(当時は)まったくなかったんですか? 学生らしい、楽しいみたいな。
えい:なかったし、中2の頃にはギターを持ってもうバンドで生活していくんだろうなって、なんとなく自分の中では察していたんで、高校生活をまともに楽しめなかった捻くれた自分がいたんですよね。もうなんか、"こいつらはどうせ......"。
ふじい:いやもうめちゃくちゃ捻くれてた。
えい:"こいつらはどうせそのへんで仕事してっから"みたいな。"俺は違ぇから"みたいな変な気持ちをね、邪念を持ちながら生活してたんで。なんか、楽しむことが悪って思ってたんですよね、学生時代は。
Nozomi:なんかでもその捻くれ方もその年齢特有のものというか、だいぶ少数派だとは思うけど、それがないと救われない人ってたぶんたくさんいるから、そこを大事にしてるっていうのはすごく素敵なことだと思います。で、今回のEPですけど、思ったのがどの曲も歌メロはすごいポップなんですけど、全体の曲のサウンドというか、そういうのはものすごいロックに作られているなって思いまして、曲作りのときに何かその自分の中でルールがあってこういう形になっているのか、それとも自然となっているのか。
えい:自然となってることが多いですかね。でも結局は僕もJ-ROCK、J-POPがすごく好きなので、やっぱうるさいというか、すごい彩りのある楽曲がすごい好きなんで、自然と自分の聴いて育ってきたルーツたちの集大成になってるなっていう印象です。
Nozomi:なるほど。じゃあルーツ丸出しって感じですか?
えい:そうですね、本当に。
ふじい:うちはもう、ヴォーカルが楽曲をバーンって作ってきて、もうほんま完成品みたいなの送られてくるんですよ。で、"こんな感じのやりたい"みたいな。で、まぁそっからこうやっぱその通りに弾こうと思ってもクセとかって出ちゃうんで、それで"こんな感じのアイディアはどう?"みたいな感じを俺らは言っていくって感じですね。基本的に楽曲に関しては、めちゃめちゃもううちのヴォーカルがすべてみたいなところがありますね。
えい:ガンプラで言えばガンプラも作ってあるんですよ。あと塗装、塗装......みたいな。
Nozomi:塗装の部分って、どれぐらいを個人で考えて担ってるんですか? 他のメンバーは。
ふじい:僕は"このフィルインが"ってより"こんな感じで持ってきたほうが、この楽曲だったら伝わるんじゃない?"って感じで。
えい:"ビームサーベルにこう電気を入れて光らせるのか~"とか?
ふじい:うん......好きやなぁ、ガンプラ(笑)。
えい:みたいな。そういう提案をしてもらって、やっと僕らの4人の完成品が生まれるみたいな感じですね。
さとぴー:なんであのデモで聴くときと、そのレコーディングして聴き終わったときって自分らの中で聴こえ方とかもまったく変わってくるんで、やっぱり自分らで弾いたことによってその各々の癖とか、ニュアンスとかが生きるんですよね。
Nozomi:そういう感じなんですね。メンバーのこういうアイディアとか、その化学反応的なのもきちんと受け入れて形にしてくれるタイプのギター・ヴォーカルさんってことですよね。
えい:まぁ、アイディア出しまくって合わないときは合わないって言いますね。"それはいらないよ"って言いますね 。
Nozomi:なるほど、そのへんの話がしっかりされてるということですね。bokula.の曲を聴いてすごい思ったのが、イントロとアウトロがゴリゴリでしかも結構しっかり尺取ってやってるのに、絶対飽きないイントロとアウトロの曲しかないって思って。
ふじい:まだバレた。
Nozomi:「怪火」と「涙ばっかのヒロインさん」の、特に私イントロとアウトロが結構好きだなって思ったんですけど個人的に。もちろん本編のところ? 歌ってるところもこだわって作ってらっしゃると思うんですけど、実はそこめっちゃこだわってんじゃないのって思ったんですけど。イントロアウトロに比重置いてんじゃないのって。
bokula.一同:実はそうなんです(笑)。
Nozomi:やったー(笑)! そうなんだ、それはどうして?
えい:現代の音楽とかってやっぱりBGMにされがちで。イントロ聴かない、ギター・ソロ聴かない文化っていうのはやっぱどうしても出てきたなっていう印象があるんですけども、やっぱライヴを想定してたりもするので。やっぱライヴを観て、じゃあヴォーカルずっと観てて楽しいかって言うとそんなわけなくて、ドラムにも目を向けてほしいし、ギターにもベースにももちろん目を向けてほしいから、そのセクションを大事に。だから本当に僕だけがやってるバンドじゃないんだよっていうのも、ある種知らしめるというか、という気持ちでこの楽曲たちはイントロもアウトロも大事にしてる感じです。
Nozomi:なるほど、ちゃんとバンドとして聴いてほしいっていうことですよね。ほんとさっきおっしゃってた、ギター・ソロいらねーとか最近の、すごく嫌だったんですよ私。
えい:ロックだ。
Nozomi:ギター・ソロなんてあったらあっただけいいわとか思ってた。そういった部分がこういったイントロとかアウトロにも出てるんですね。で、バックの演奏隊の演奏力の高さとかが超わかるなっていうのが、さっきもちらっと話に出た「怪火」なんですけど、個人的にそう思ってて。特にこうドラムとベースって結構グイグイ引っ張っていくタイプじゃないですか、bokula.のリズム隊って。そこがすごい好きで、バランスとって、後ろに引くっていうタイプの人も全然すごいバランスとれてて好きなんですけど、私は結構我先にと出ようとする人がタイプで。
ふじい:僕、めちゃめちゃそれですね。
えい:気が合っちゃうんじゃないの(笑)?
Nozomi:いやもう本当にいいなと。あとこの曲ギターのカッティングすごいいいですよね。上手と思って。
かじ:音めっちゃこだわりましたね。この曲こそ特に。
Nozomi:思った。他の曲ももちろんこだわってらっしゃるんですけど、結構みんなって実はこういう曲とかこういう音、この曲の音作りみたいなのが合うんじゃないかな? とか思ってたんですけど、他の曲と比べてなんかちょっと変えたよってところある人います?
ふじい:「怪火」に関しては、俺はもうスネア自体が違うし、全体的にドラムも本当その軸の時点でどういうバス・ドラムの音で、スネア、クラッシュ・シンバル、じゃあチャイナ・シンバルはこっち側で行こうかとか、もうめちゃくちゃそういうのを決めて。しっかりそれをじゃあ録ってみましたってなったときに、デモで送ってくれたのはやっぱりパソコンの音なんで、このできあがったのを聴いたときに、こんなにすごいいいと思うんだっていうのはありましたね。
えい:でもやっぱどうしてもね、スウィングとか音の跳ねでしゅんすけってバレるんだよね(笑)。
Nozomi:(笑)バレるって何? バレちゃいけないの?
えい:いや、そんなことないですよ。やっぱこれ聴いて"bokula.だな"ってなれるのがここにあんのかなっていう。
Nozomi:私はしゅんすけさんの手首が好き。
ふじい:えっ! セクシーな手してるってことですか?
Nozomi:見た目じゃなくて(笑)。全然ごめんね、そういうことじゃなくて、急におかしいでしょ、このタイミングで身体の一部位が好きって言いだしたら(笑)。そういうことじゃなくて、スナップがめちゃくちゃいいしなりをされる手首を持ってるんだろうなって聴いて思ってたんですけど。マジかっこいいですねこの曲。
ふじい:ありがとうございます!
LIVE INFO
- 2024.12.01
- 2024.12.02
- 2024.12.03
- 2024.12.04
- 2024.12.05
- 2024.12.06
- 2024.12.07
- 2024.12.08
- 2024.12.09
RELEASE INFO
- 2024.12.04
- 2024.12.25
- 2025.01.08
- 2025.01.22
- 2025.03.28
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ASP
Skream! 2024年09月号