Japanese
ビッケブランカ
海外でのライヴをこの1年だけで終わらせる気はないし、それを板につけていくことが大事だなと思っています
-今回たくさんの国でのライヴが実現したのも、「Black Rover」や「Black Catcher」というアニメ"ブラッククローバー"でのタイアップの曲の存在は大きかったと思いますが、「Black Rover」を書いたときって、現在のようにストリーミングで何億回再生されるような状況が待っているというのは──。
思っていなかったですね、MVすら作ってないし。そしたらすぐに1億回とか回っちゃって"どういうこと?"っていう。もうすぐ2億回に乗るしっていうところにも来ていて。
-曲がいろんなところに連れて行ってくれたというものですね。最後の曲「Worldfly」も音楽を通してできること、その先へと続いてという思いが、ピアノと歌というシンプルな形で綴られました。
ちなみにこれ、ピアノを弾いてるのはピアニストの清塚信也です。
-そうだったんですね。
最初は自分で弾いたんですけど、もっと派手にしたい、クラシックの感じが欲しいなと思って、急遽お願いしてやってもらったんです。
-清塚さんとはどういう知り合いなんですか。
以前番組で共演していて、性格も年齢も近いし、あとは"関ジャム(関ジャム 完全燃SHOW)"で前後の出演になったり楽屋で会ったりというところがスタートだったんですけど。
-また「Bitter」は映画主題歌として書き下ろしたということですが、曲へのオーダーはあったんですか。
ハートフルな感じにしてというのはありましたね。エンドロールを観て、そこに相応しいと思うものを作るという感じで、すごくシンプルに、素直に作れた。これは1週間くらい鬼怒川温泉に行って作っているんですけど、もともと鬼怒川温泉でドラマの撮影があって、5日くらい前乗りして、旅館に泊まりながら部屋で作っていました。
-旅館に缶詰で作るっていう、作家みたいなことをやっていたんですね(笑)。
一丁前に(笑)。
-この曲が持つ柔らかなムードやフロウの気持ち良さは、温泉地というのんびりとした環境がもたらしたものというのもあるんですかね。
ゆったりしていたんじゃないですかね、気持ちが。すぐに機嫌が曲に出るから。「Snake」のときは機嫌が悪かったし。寝不足とか時差ボケが残ってる感じで、どうしてもそういうサウンドになっていきましたね。それは別にいいことだし、全然ダメじゃないんですよ。そういうときにしか作れない攻撃性があるので。「Bitter」のときは温泉で、時間もあってゆったりみたいな感じがあってという。
-そう考えると、先にリリースされていた「革命」はまたちょっと違うニュアンスはありますが、EPの曲はどれもいろんなところに移動したことで作られた音楽というものになっていますね。
そうですね。でも「革命」も、テーマこそフランス革命でしたけど、日本に根づいた文化を描いているというか。まさに「Luca」とは真逆のことを言ってる感じですよね(笑)。「Luca」は"人生は無意味ですから、頑張らなくていいから"と歌っていて、「革命」は"私はできる!"って鼓舞していく曲で。この2曲が並ぶと、言葉への責任感がないというか、メッセージへの責任がないっていう感じもありますけどね(笑)。
-でもその時その時のテンション感、空気感がそれだけ生かされているということですしね。感じたままを音楽にしているという。ビッケさん自身、今回ちょっと変わった作品ができあがったなという感触はあるんですか。
海外に行かないとできなかったかなとは思いますね。逆に、海外でのライヴというのをこの1年だけで終わらせる気はないし、どんどんそれを板につけていくことが大事だなと思っています。点で終わらない。"あの年はよく海外に行ってたよね"って終わらないように続けていく心意気ではあるので、その中で、最初の1年間で感じたことがすべて曲にできているのは良かったと思いますね、記録として。
-目線が広がっているのが音楽にも姿勢にも出ているなと感じます。挑戦的なサウンドにしてももちろんですが、その活動の広がりとしても、シンガー・ソングライターとしてもあまり前例がないというか、ますます孤高の存在になってもいますしね(笑)。
ね(笑)。僕はいいんですけど、スタッフのみんなが大変そうですね。ベンチマークがないから、何やったらいいのかわからないというか。本当にみんなが頭を使わないといけないから。これまでに似たような人がいれば、真似事をしていればいいから楽な仕事ができるけど、前例がなさすぎると、スタッフ全員が本気で頭を使わないといけないから大変だろうなと。でもそういう世界戦略としては、これ以上ない、いい1年目になったなと思います。
RELEASE INFORMATION
RELEASE INFORMATION
ビッケブランカ
NEW EP
『Worldfly』
[avex trax]
2023.10.25 ON SALE
【初回生産限定盤】3CD+DVD
AVCD-63506~8/B/¥8,800(税込)
仕様:スリーブ
封入特典:豪華フォトブック(52P)/豪華抽選会参加券(チラシ)
ブックレット(24P)/スマプラ対応
【初回生産限定盤】3CD+Blu-ray
AVCD-63509~11/B/¥8,800(税込)
仕様:スリーブ
封入特典:豪華フォトブック(52P)/豪華抽選会参加券(チラシ)
ブックレット(24P)/スマプラ対応
[CD]
■Disc-1
1. Bitter ※映画『親のお金は誰のもの 法定相続人』主題歌
2. Snake
3. Sad In Saudi Arabia
4. Luca
5. 革命
6. Worldfly
■Disc-2/3
Vicke Blanka LIVE HOUSE TOUR 2023 (2023.7.31 at Zepp DiverCity(TOKYO)) LIVE音源
・Disc-2
1. Opening
2. Get Physical
3. Slave of Love
4. Black Catcher
5. Shekebon!
6. Natural Woman
7. Want You Back
8. 夏の夢
9. オオカミなら
10. Stray Cat
11. 蒼天のヴァンパイア
・Disc-3
1. This Kiss
2. ウララ
3. Ca Va?
4. 革命
5. まっしろ
6. ファビュラス
7. Great Squall
[DVD/Blu-ray]
■Music Video
1. 革命
2. Snake
■Vicke Blanka LIVE HOUSE TOUR 2023 (2023.7.31 at Zepp DiverCity(TOKYO))
1. Opening
2. Get Physical
3. Slave of Love
4. Black Catcher
5. Shekebon!
6. Natural Woman
7. Want You Back
8. 夏の夢
9. オオカミなら
10. Stray Cat
11. 蒼天のヴァンパイア
12. This Kiss
13. ウララ
14. Ca Va?
15. 革命
16. まっしろ
17. ファビュラス
18. Great Squall
■Document of Italy and France Live
【ラジオ盤CD】CD
AVCD-63512/¥2,750(税込)
初回封入特典:豪華抽選会参加券(チラシ)
ブックレット(12P)/スマプラ対応
[CD]
1. Bitter
2. talk about Bitter
3. Snake
4. talk about Snake
5. Sad In Saudi Arabia
6. talk about Sad In Saudi Arabia
7. Luca
8. talk about Luca
9. 革命
10. talk about 革命
11. Worldfly
12. talk about Worldfly
購入はこちら
配信はこちら
LIVE INFO
- 2024.12.01
- 2024.12.02
- 2024.12.03
- 2024.12.04
- 2024.12.05
- 2024.12.06
- 2024.12.07
- 2024.12.08
- 2024.12.09
RELEASE INFO
- 2024.12.04
- 2024.12.25
- 2025.01.08
- 2025.01.22
- 2025.03.28
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ASP
Skream! 2024年09月号