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INTERVIEW

Japanese

EMPiRE

2019年03月号掲載

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Member:YU-Ki EMPiRE YUKA EMPiRE MAYU EMPiRE MiDORiKO EMPiRE MAHO EMPiRE MiKiNA EMPiRE

Interviewer:宮﨑 大樹

-え、そうなんですか? そこを意識した曲ではなかったと。ちなみにレコーディングはいつごろだったんですか?

YU-Ki:「ピアス」は『EMPiRE originals』(2018年9月リリースのミニ・アルバム)と同じくらいだから8月くらいです。カップリングの「ERASER HEAD」は最近で、12月くらいに。

-アニメのタイアップを意識して書いた曲ということですか。WACKのグループの表題曲って今のグループの状況を表現した曲が多いイメージなので、この曲もそうなのかと思っていました。

YU-Ki:何か感じていたのかもしれませんね。

MAHO:この曲は立ち上がって走り出していくみたいなイメージがあって。「EMPiRE originals」(『EMPiRE originals』表題曲)とかは、もがいてもがいて......って感じだったんですけど、"次はもう走り出すしかないんだ"って、この曲を聴いて自分に言い聞かせました。ライヴでも披露するようになって、さらに歌詞が自分の中に刺さってくるようになりましたね。

-ミュージック・ビデオも公開されましたけど、ドキュメンタリーを見ているような生々しさというか、リアルな感じがしました。どういうふうに撮影されたんですか?

YUKA:ものすごくデカい扇風機で横から風を受けて、水を掛けられて、びしゃびしゃになってやりました。だからこそ必死感というか、リアルな感情が出せたのかなと思います。

-YUKAさんと向き合って語り合っているようなシーンもありましたよね。

MAYU:あそこは本当に自由に向き合って、ふたりの空気を出した感じです。

-あのシーンで話したこととか覚えてますか?

YUKA:めっちゃくだらないことばかり話してました。"今日もかわいいね"みたいな(笑)。

一同:(笑)

YU-Ki:撮影自体は楽しくできていましたね。

-あれだけエモーショナルで感動的な映像の裏側でそんな話をしていたとは(笑)。脱退の発表前に先行してミュージック・ビデオが公開されてましたよね。SNSでもざわついていて。

MAYU:みんなやっぱり"これはもしや"って察するじゃないですか。でもそれを信じたくないっていうエージェント(※EMPiREファンの呼称)のみなさんを見て"はぁ......現実"って。

-そうですよね。そしてこの曲は、初めてメンバー全員で振付を考えたということで、壁を叩くような振付が特に印象的でした。どんなイメージで振付しましたか?

MAYU:なんにも持っていない女の子たちが羽ばたいていくみたいなイメージで。何かを掴むために必死になるみたいなことを意識してつけました。壁を叩くようなところは"いざ行け!行け!行け!"という歌詞なので、ドアを叩いているみたいな、"行こう行こう"、"行きたい行きたい"みたいな意味も込めて作りましたね。

-サビの部分は前向きな振付になっているんですね。

MAYU:Aメロ、Bメロくらいはあまり前向きではない感じで。

MAHO:最初は悩んでいる感じの振付で、Bメロで走っている振付があって、そこからサビに向かって前向きになっていく感じです。

-初めての振付をしてみてどうでした?

YU-Ki:手こずりましたね。みんな初心者で全然振付が思い浮かばなかったので、事務所に寝泊まりして考えたこともあって......。淡々とイメージだけを語り合う時間を過ごしたりとか、いろんなアーティストさんのダンスを勉強したりとか。アイナ(アイナ・ジ・エンド/BiSH)さんとか、振付師の先生ってすごいなって改めて感じましたね。

MiDORiKO:基本はMAYU、MAHO、YU-Kiの3人で考えていて、たまに私も参加してって感じだったんですけど、3人が沼のようになっていて......。

-沼ですか(笑)。

MiDORiKO:なんと言うか......手こずってましたね。でも、サビがキャッチーで真似しやすいです。

YU-Ki:自分たちでつけるからこその等身大の振付になりました。

-結果的に初めてとは思えないような、いい振付になったと思いますよ。

一同:ありがとうございます!