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INTERVIEW

Japanese

noovy

2017年05月号掲載

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Member:Shawn(Vo/Gt) Hank(Gt/Cho) JK(Ba/Cho) Mark(Dr/Cho)

Interviewer:山口 智男

オーディションで集まった4人が結成した台湾のボーイズ・バンド、noovy。ゆくゆくはアジア全土を目指す彼らはその第一歩として、今年1月からここ日本で精力的にライヴ活動を行いながら、自主制作限定シングル『KALEIDOSCOPE』を1,000枚売り切り、4月23日には渋谷TSUTAYA O-nestで初のワンマン・ライヴも成功させている。その彼らが1stミニ・アルバム『ONE』でいよいよ全国デビュー。若さハジけるポップ・ロック作品となった『ONE』 についてはもちろん、メンバーそれぞれのバックグラウンドやキャラクターについても尋ねてみた。

-オーディションを経て、現在の4人が集まったときのお互いの印象は?

Hank:Markはあとから入ったんですけど、Shawnと初めて会ったのがオーディションのバックステージにあるメイク・ルームでした。台湾では有名な芸能科のある高校に受かったと嬉しそうに喋っていたんですけど、当時、僕はその高校の2年生だったんです。だからすぐに仲良くなりました。そのときは、かわいい後輩という印象でしたね。

Shawn:Hankはその当時から超イケメンでした(笑)。眩しかった(笑)。

JK:Hankはずっと鏡を見ながら自分の姿をチェックしていました(笑)。自分がどう見えているのかすごく考えているんだなって思いました。Shawnはそのときまだ15歳。しかも、台中から台北に来たばかりで......地方から東京に出てきた男の子を想像したらわかってもらえると思うんですけど、これからやってやるぞっていうやる気に満ちていました。

-HankさんとShawnさんはJKさんのことをどう思いました?

Hank:オーディションのひとつに、小道具を与えられて、カメラの前でポーズを取るという課題があったんですけど、鏡の前でドライヤーを片手に持って、いろいろなポーズを取っている姿を見たとき、彼も表現することに対して、すごくこだわりを持っているんだなと思いました。

Shawn:人と接するときの態度がとても丁寧で、頑張り屋さんだと思いました。

-その後、Markさんが加わったわけですね?

Mark:僕はJKと同じ高校に通っていたんです。話したことはなかったけど、お互いのことはなんとなく知っていたし、JKがそういうオーディションを受けたことも知っていました。そしたらある日突然、JKからFacebookに"バンドを組むんだけど、ドラマーがいないんだ。オーディションを受けてみないか"ってメッセージが来たんです。

JK:学園祭でドラムを叩いているところを見てからずっと、ドラマーを入れるならMarkしかいないと思っていたんですよ。

Mark:でも、最初は何かの詐欺かと思いました。だって、一度も話したことはなかったんですよ。だから返事もしませんでした。そしたら、今の事務所から正式にオーディションの連絡が来て、あ、詐欺じゃなかったんだって(笑)。それでオーディションを受けて、加わることになりました。

-4人はすぐに仲良くなれたんですか?

Shawn:打ち解けるまでには、時間は結構かかりました。 

JK:4人とも性格がバラバラなんです。

Shawn:Hankは明るい性格で、ちょっと天然なところもあるんですけど(笑)、ライヴのときはいつも最初に前に出て、お客さんを盛り上げる。

Mark:JKは細かいことにこだわるタイプです。ライヴのときも全体を見ているし、ライヴ後の反省会でも、こうした方がいい、ああした方がいいといろいろ提案するんですよ。

JK:っていうか、Markが大雑把なんですよ(笑)。でも、音楽歴が一番長い。10歳のころからドラムを叩いているんです。そんな彼がいつも演奏を支えているんだと思うと、とても頼もしいです。演奏についてもいろいろアドバイスをくれますしね。バンドのお父さん的存在? いや、お父さんとまでは行かないか(笑)。

Hank:Shawnは野心家ですね。歌ももちろん上手いんですけど、プロモーションの方法とかグッズのこととかも考えているんです。SNSもShawnを中心にやっているし、映像の編集も彼がやっているんですよ。

-そんな4人が揃ったとき、どんなバンドを目指したんですか?

Shawn:Mark以外の3人は、オーディションを通して演技のトレーニングも受けたんです。だから演技にも興味があります。そこが他のバンドにはない僕らの強みかもしれない。ライヴでも小芝居のコーナーを作って、パフォーマンスに幅を出していきたいと思いました。

JK:エンタメ志向のバンドを目指したんです。

-音楽的には?

JK:特に目標にしているアーティストはいません。そもそも、好きな音楽もバラバラなんです。

Shawn:まだ10代だから、自分たちの年齢に相応しい、今しか出せないような音を出していきたいと思っています。

-こういう音楽と決めずに、その時々でやりたいことを自由にやっていきたい、と?

Shawn:そうです、そうです。

-みなさん、どんな音楽が好きなんですか?

Shawn:いろいろな音楽を聴きますけど、なかでもポップ・パンクが好きです。この間、マネージャーさんにELLEGARDENを教えてもらって、今、すごくハマッています。

JK:僕はEDMが好きです。

Mark:ジャズとフュージョンが好きです。

Hank:僕はGUNS N' ROSESを始め、80年代のハード・ロックが好きです。