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台湾バンド初の日本アニメ・タイアップ獲得という快挙を成し遂げたnoovyの新作は、そのアニメ"ゾイドワイルド"EDテーマ「スピードアップ」を表題に据えた3曲入りシングルだ。表題曲は切なげな雰囲気が漂いながらも、歌詞にはここからさらに勢いを増して駆け抜けていきたいというメンバーの気概が示されている。タイトルのイメージに反してミドル・チューンに仕上がっており、メンバー全員が20代となったnoovyの大人な一面を感じることができる1曲だ。c/wにはライヴで盛り上がること間違いなしのロック・ナンバー「Fade to Black」と、ポップでキュートなラヴ・ソング「In my Dreams」も収録。なお、今作の活動をもってHank(Gt/Cho)が卒業することが決まっている。(大木 優美)
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2017年1月から日本での活動をスタートさせた台湾の4人組ボーイズ・バンドがついにリリースする1stフル・アルバム。メジャー・デビュー以降にリリースした3枚のシングルの表題曲を含め、全12曲を収録。勇ましいロック・ナンバーから切ないアコースティック・ナンバーまで、バンドのポテンシャルを裏づける多彩な曲の数々は新たな挑戦によってさらに幅広いものになっている。その意味では、ダンス・ビートがパーティー気分を盛り上げる「Wild」、オーケストラをフィーチャーした壮大なバラード「All This Beauty」、女性シンガーとデュエットしたバラード「僕たちの花火(feat. あさぎーにょ)」が聴きどころと言えそうだ。ウェルメイドな作風を凌駕するメンバー4人のポジティヴなエネルギーがとても気持ちいい。(山口 智男)
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オリコン・デイリー・ランキング9位を獲得した前作『Singin' for you』でラヴ・ソングに挑戦し、新境地を見せた台湾の4人組ボーイズ・バンド noovy。今回完成させたのは、コミカルでユーモアたっぷりのロック・ナンバーだ。夏休みをダラダラと過ごす学生の気持ちや様子を描き、言葉遊びや振付がユニークで楽しい1曲となっている。カップリングには、大人気YouTuberとコラボし、随所でファルセットを効かせた美しく透明感のあるShawn(Vo/Gt)の声が切なく響く「僕たちの花火(feat. あさぎーにょ)」と、ライヴでは定番曲としてすでに大人気のパンク・チューン「Thunderbolt」を収録。現在19~21歳という、子供から大人に移りゆく時期だからこそ表現し得た多彩な3曲が、今のnoovyの魅力を存分に表している。(大木 優美)
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日本での活動をスタートさせ、2017年9月にシングル『Garage』でメジャー・デビューした台湾の4人組ボーイズ・バンド、noovy。「Garage」では挫折を乗り越え、夢を追う気持ちを歌っていたが、続くこのシングルではラヴ・ソングに挑戦している。ミッド・テンポのアコースティック・サウンドが新境地を印象づける表題曲など、それぞれにテイストが違う計3曲を収録。Shawn(Vo/Gt)が作詞作曲した「First Kiss」は、軽快なロック・ナンバーで、ちょっとWEEZERを思わせるアメリカン・テイストも。ファンにはお馴染みの曲を英語の歌詞に変えた「bye bye darling (English ver.)」は、オールディーズとニュー・ウェーヴの出会いを思わせるロックンロール。このレトロなテイストも彼らの持ち味だ。(山口 智男)
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今年1月に活動の場を日本に移してから精力的にライヴを行ってきた台湾の4人組、noovyが初の全国流通盤となるミニ・アルバム『ONE』のリリースを経て、満を持してメジャー・デビュー。メジャーからのリリース第1弾となるシングルの表題曲にライヴでも人気のアンセミックなロック・ナンバーの「Garage」を選んだのは、挫折を乗り越えるきっかけになった曲であることに加え、ライヴを通してファンを増やしてきたという自信があるからだ。ピアノとアコースティック・ギターの音色が映えるフォーキーなJ-POPナンバー「イチバンボシ」と英語で歌ったオルタナ調のギター・ロック「Hey! Ho!」の2曲をカップリング。半年間過ごした日本での暮らしを歌った前者の歌詞に等身大の4人の姿が窺える。(山口 智男)
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今年1月から日本で精力的にライヴ活動を行ってきた平均年齢19歳の4人組、noovyがいよいよ全国デビュー。日本・台湾のみならず、ゆくゆくはアジア各国で活躍できるバンドを目指しているそうで、中国語、英語、日本語が入り交じる全6曲が収録されている。EDMが好きというメンバーがいるからか、シンセやダンサブルなビートも巧みに使って、10代ならではのキラキラとした輝きをアピールしながら鳴らす、バラードも含む多彩な6曲から浮かび上がるのは、エネルギッシュなロックンロール~パワー・ポップ・バンドの姿だ。もっとも、メンバーたちがひとつの形にとらわれずに、その時々でやりたいことを自由にやりたいと語っていることを考えると、これは彼らの一面と考えた方がいいかもしれない。(山口 智男)