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INTERVIEW

Japanese

チェコノーリパブリック

2016年05月号掲載

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Member:武井 優心(Vo/Ba/Syn)

Interviewer:石角 友香

-ネガティヴなときほど、こういうふうに思いたかったりするし。

そうですね。結局、どんなに気が滅入ってもやめないから。

-今回、この曲の英語詞バージョンも入ってて、そこに意思を感じたんですが。

「Forever Dreaming」だけを聴いてほしいぐらいの1枚だったんですけど、収録する曲が4曲必要だったので、みんなで"どうしたもんかな"って話し合ってたんですよ。他の新曲を今から書くのも違うしなって言ってたら、(山崎)正太郎(Dr/Cho)が"英語バージョンでいいんじゃない? ドラゴンボールって、海外コンテンツもあるし"って。"たしかに! オケは録り直さなくていいし、なんてエコな1曲なんだ"と思って。

-(笑)それ以上の意味を放ってる感じもしますけどね。

英語詞にしたらどんな感じかな?っていうのはちょっと楽しみだったので。

-いい意味でフラットな感じがしました。

こういう感じだと思うんですよね、本来のCzecho No Republicの聴こえ方って。そもそもの意味がわかるというか、いつもこういう英語詞から日本語詞に落としてる感じ。

-アルバム『Santa Fe』(2015年リリースのメジャー3rdアルバム)以降のシンセの音を吟味する方向性で耳あたりもいいし音数も多くない、今の洋楽のトレンドっていうか。

はいはい。

-どのあたりが1番、意識的でした?

イントロのリフが中盤にも出てきて、そのままふわっと消えていく感じなんですけど。そのときのシンセの音色はいろいろ悩んで。結果、エフェクトのかけ方を変えながら4本重ねたんです。でもそこは慣れた作業なんで、そんなに時間はかからなかったですね。それと、今回はいっぱいアコギが入ってるんで、そこが新しいかな。アコギの疾走感やあたたかみが出るといいなと思って。なんか、前はシンセにこだわりすぎたんで、タカハシ(マイ/Cho/Syn/Per/Vo)1本で歌うと、エアー感があるから生楽器が入ってなくても馴染みがいいんです。けど、全部シンセという中で俺が歌うと声がくっきり浮いちゃうことに気づいて。だから生楽器も入れて、ちょっと戻して。エレキとアコギとのバランスが1番いいかなって気づいたというか。

-アコギの疾走感もあるし、架空のラテン感みたいなものもありますね。

そうですね。パーカッションの感じとか。

-そしてギター・ソロらしいソロが入ってますね。

ライヴ中にギター・ソロの場面になると結構、俺の前に砂川(一黄/Gt/Cho)さんが出てきて。それをお客さんも楽しんでるし、見ていて楽しいんですよ。本人も弾きたがりだし。フレーズは俺が作りましたけどね、なんか古い感じにしたくて。

-たしかにちょっと80sっぽいですね。そうか、砂川さんが前に出ていくとお客さんが楽しそうなのはたしかですね。

あとなんだっけ? WALK THE MOONを渋谷CLUB QUATTROに観に行ったとき、シンセ・ソロが長くてかっこいい曲があって。それにちょっと影響受けたんですよ。(スマホから探して)「Shut Up And Dance」(2015年リリースの2ndアルバム『Talking Is Hard』収録曲)、これだ。

-それをギターでやるのがいいのかも、と?

そうなんですよね。シンセ・ソロより日本だとギター・ソロの方がお客さんが好きなんですよね。コンテンツとしてわかりやすいから。