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INTERVIEW

Japanese

Morestage

2015年11月号掲載

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Member:折川 穣(Dr) 酒巻 竜一(Gt) 酒井 優(Ba) 中田 雄太(Gt) 池田 俊(Pf) 田中 俊(VJ) 大井 祝斉(Gt)

Interviewer:山口 智男

VJを含む7人組、Morestageが2ndミニ・アルバム『MATERIAL』 をリリース。昨年ぐらいから頭角を現してきた彼らは今回の『MATERIAL』をきっかけにポスト・ロック~インスト・ロック・シーンに新たな風を吹き込むに違いない。Skream!初登場となる今回のインタビューでは、結成以来メンバー・チェンジを繰り返しながら、音楽性や活動方法も含めて、自分たちらしさを追求してきたこれまでの活動を振り返ってもらいながら最新作についても訊いてみた。

-結成は2007年だそうですね。Morestageはどんなふうに始まったんですか?

折川:大学2年のときに結成したんです。僕ともともといた西田君が6歳ぐらいからの知り合いで。中学校に入って彼がギターを始めて、僕は吹奏楽部に入ったんですけど、"いつかバンドやりたいね"って話をずっとしてたんです。そしたら、大学1年のときに酒巻と僕がバンド・サークルで出会って。(酒井)優先輩は中高の吹奏楽の先輩で、チューバをやってたんです。そういう繋がりで最初は酒巻と僕と優先輩と、西田君、サークル同期の大竹の5人でスタートしました。それが2007年の8月で、初ライヴはtoeのコピーをやりました。そこから紆余曲折ありつつ、優先輩が......。

酒井:僕が就職活動で、一旦活動を休みました。

折川:その間は岡崎君をサポートに入れてやってたんですけど。

酒井:いろいろな名前が出てきます(笑)。

折川:その次の年、西田君が就職活動で......。

酒巻:そんなこんなが2009年ぐらいまで続いたかな。

折川:2010年に武蔵野美術大学でライヴをやったんですよ。

酒巻:それ2009年だ。

折川:それを最後に活動を一旦休止したんです。1年3ヶ月ぐらい。優先輩と酒巻と僕の3人だけになっちゃったんですよ。でも、バンドやりたいねって話になって、曲作りを始めたんですけど、3人じゃ作れなくて。最初はループ・ステーションを使ってギターを重ねて、曲を作ってもみたんですけど。Morestageってずっと対旋律や、いろいろ絡み合うメロディというのが根底にあったので、やっぱりメンバーが必要だねってことになって、そこからメンバーを集め始めました。一旦抜けた西田君を呼び戻して、それで、中田(雄太)君が酒巻の高校の同級生で......それで5人になったんですよ。5人で合ってるよね?

酒巻:うん、5人(笑)。

折川:その年の4月に僕が就職して、そこで知り合った同期の池田(俊)君を誘いました(笑)。一緒に免許合宿に行って、そこで意気投合して、ピアノが弾けるって聞いたから、ぜひって。それで、ようやく楽器隊の6人が揃ったんですよ。

-あれ、ちょっと待ってください。大井(祝斉)さんは?

折川:そうなんです。まだ出てこないんです(笑)。それまでピアノがいなかったんですが、曲を作りながら"やっぱりピアノが欲しいね"って話をずっとしてて。それで池田君を入れて新しい曲を作り始めたらライヴのとき、映像も入れたいという話もちょいちょい出てきて。2009年ごろにもライヴで映像を流したこともあったんですけど、正式なメンバーではなくて。デザイナーをやっている中田君の会社の同期だった田中(俊)君(笑)をVJとして加えて、7人になったんですよ。それが2013年の3月。

大井:そんな最近なんだ(笑)。

折川:そこで前作の『810』(2014年リリースの1stミニ・アルバム)のレコーディングをして、ライヴをやっていって、その次の年にリリースしたんですけど、まだ大井さんは出てこない(笑)。

酒巻:巻いていこう(笑)。

折川:そのままずっと活動を続けていって2014年の4月に大井さんがやっていた別のバンドと渋谷LUSHで対バンしたんですよ。そこで仲良くなって、11月に彼が企画した"KAJIVA"って......。

大井:インスト・バンドしか出ないイベントなんです。

折川:そこに出してもらって、今年の1月にMorestage企画の"感画 -KANKAKU-"ってイベントを開催して、それをもって西田君が脱退することになり......。

酒井:目をつけていた大井さんに入ってもらった。

折川:それが今年(2015年)の4月です、長くなっちゃいましたけど、本当に出たり入ったりが多かったですね。

-出たり入ったりが多かったのは、なぜだったんですか?

酒井:音楽性や方向性の違い?

酒巻:各々やりたいことが違ったのかもしれないですね。。それもあってなかなか固まらなかった。でも、"箱"だけは2007年ころからある感じで。

折川:やりたいことは最初から変わっていないんですよ。

-やりたいことというのは、最初のライヴがtoeのコピーだったことから考えると、ポスト・ロック系のインスト・バンドですよね?

折川:そうですね。