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INTERVIEW

Japanese

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2014年11月号掲載

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Member：クワタユウキ（Vo/Gt）　遠藤タカヒロ（Gt）　秋澤正志（Ba）　貝吹“KONG”裕一郎（Dr）

Interviewer：吉羽さおり

－そして、貝吹さんはドラマーであり、今作では「朝」という曲で歌詞を手掛けていますね。これはどんないきさつだったんですか。

貝吹：READ ALOUDでは聴かせる曲があまりなかったので、そういう1曲が欲しいというのがまずあって。スロウな曲、聴かせる曲がほしいというのを提示して、ユウキに歌わせたんです（笑）。歌詞は俺が書くから歌えと。

クワタ：普段、僕自身が全部作詞をするので、他の人が書く歌詞を歌うのは新鮮でした。僕は学生時代から谷川俊太郎や寺山修二の詩集を読むのが好きだったんです。歌詞も結構、詩や手紙のような言葉の並べかたをするんですけど、彼はそうじゃなく"歌詞"を書くんですよね。どうしたら僕の声が響くか、どうすれば効果的に響くかを母音と照らし合わせて言葉を選べる、それが彼の作詞なんですよね。タイプが違う作詞家同士で他の曲もアイディアを出し合ったり、テーマを考えたりというのもありますね。

貝吹：ここはこう歌った方がいいよとか、ここは語尾をこっちに変えようとか。ここでこのワードは絶対刺さるとかね。

－ドラマーとしてそういった歌詞へのこだわりが強いかたも珍しいかもしれませんね。

貝吹：僕がドラム以外の楽器がまったくできないんです。コード楽器は何もわからないので、歌うことしかできないんです（笑）。

秋澤：僕の勝手な見解ですけど、すごいロマンティストなんですよ。

クワタ：誰よりも乙女ですよ（笑）。繊細なんですよね――なぜかみなさん苦笑いされるんですけどね。

貝吹：ギャップにね（笑）。普段そんなに歌詞を書くというわけではないんですけど、ユウキが書くものに文句は言います。ライヴ中もすごい歌ってるんで、僕。

－歌いながら叩いているんですね。じゃあ、「朝」はライヴでも気合いが入りそうですね（笑）。

遠藤：歌っちゃうね（笑）。

貝吹：スネアのこのへんのマイクで歌っちゃうとか（笑）。

－ツアーが楽しみです（笑）。今回は作り方も今までとは変え、広がりを意識しながらの制作でしたが、完成しての手応えは今までとは違う感触もありますか。

遠藤：達成感はめちゃめちゃありましたね。

クワタ：うん、名盤感がある。

秋澤：全部シングル曲でもいけるというテーマで作っているので。それ以上のものができちゃったみたいな。

－名盤できて、その次は見えている？

遠藤：もうちょっとずつ制作に入りはじめているんですけど、すごくいい感じですね。

秋澤：来年の動きも見据えつつというところで、充実していますね。