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INTERVIEW

Japanese

Marmalade butcher

2014年11月号掲載

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Member:にえぬ (Gt) 大谷明久 (Ba) J氏 (Gt)

Interviewer:岡本 貴之

-不思議なバンドですけど、でもちゃんとしたバンドですよね。ソロと演奏者ではないですよね。

にえぬ:そうですね。完全にそうなりましたね。

J氏:バンドになりましたね。ソロの人を立てるためにやってる感じじゃなくて、みんな個だから。

大谷:ドライな気持ちでやってるわけではまったくなくて、結構バンドマンぽくアツい気持ちで"かっこよくやろうぜ!"ぐらいのことを思ってやってます。

-アルバムは全13曲、全部コンセプトに沿って新たに作ったものなんですか?

にえぬ:そうですね。全部書き下ろしです。最初に僕はテーマを決めて、13曲分どんな曲を作ろうか考えちゃうんですよ。曲名とかもバッと最初に全部考えて。

J氏:既存の曲は一切使ってないです。

大谷:そんなことしても意味ないしね。

-Track.1「Akerue」は"ユリイカ"の逆さ読みでしょうか。

にえぬ:ああ、よくわかりましたね、正解です。

J氏:彼は"物書き"なんで。僕が思うには想像の世界に行く人はそういう人だと思います。

-Track.6「Distruzione del cervello」(ディストゥルツィオーネ デルチェルヴェッロ)はイタリア語ですか?

にえぬ:イタリア語で"脳を破壊する"という意味ですね。

-プログレ的なタイトルが多いですよね。

にえぬ:プログレ好きですね。ちょっとひねってるタイトル付けは好きですね。インストということもあって、そこで面白さを出したいなと。

-演奏するふたりは、タイトルと自分の演奏のイメージを繋ぎあわせようと考えたりしますか?

大谷:いや、まったくと言ってよいほど考えてないですね。曲名もあんまり意味を知らないで弾いてるんで。俺は他の人の曲名にもあんまり興味ないんですよね。歌詞もよっぽど心に残らなければ興味ないです、正直。

-じゃあ歌がないインスト・バンドということにも別に違和感はない?

大谷:メロディはあるから、それは歌と一緒だと思うんですよ。ただ歌詞がないから伝えることはできないなと思いますけど、俺としては歌がある曲とそこまで気持ちに差はないですね。

J氏:僕が演奏しているときは、たしかにインストだけど(メロディを弾いている)自分はヴォーカルと変わらないなというのは感じているし、歌だから顔だなと思ってそこらへんは気張ってやってます。

大谷:曲名って歌詞があるから曲名につながりができて、意味を考えると思うんですけど、インストだから尚更考えないですね。