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INTERVIEW

Japanese

Drop's

2014年07月号掲載

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Member:中野ミホ (Vo/Gt)

Interviewer:奥村 小雪

1stフル・アルバム『DAWN SIGNALS』から約1年、自身のもつポップさが垣間見えた1st EP『コール・ミー』からわずか2ヶ月にして、Drop'sが2ndフル・アルバム『HELLO』をリリースする。"ロックンロール"を根本に置きながら、とことん"ポップ"に挑戦した今作は、彼女たちの新たな側面を存分に感じられる作品に仕上がった。Skream!では、バンドの中心人物である中野ミホ(Vo/Gt)へインタビューを敢行。ニュー・アルバムについて、じっくり話を訊いた。

-2ndフル・アルバム『HELLO』が完成しましたが、どのような気分ですか?

ギリギリで作った曲とかもいっぱいあったんですけど、凄くまとまって、自分たちなりのポップなアルバムができたと思うので、早くいろんな人に聴いてほしいです。

-今年に入って、3月に新宿紅布での自主企画"アイスクリーム・シアター"や4月開催の"NAONのYAON 2014"出演、5月のbase inc.の10周年企画、そして6月には1st EP『コール・ミー』のレコ発ライヴと、頻繁に東京へいらっしゃってますよね。以前のSkream!のインタビューで、中野さんは東京に興味があるというお話を伺いましたが、バンド内で上京の話などは出てきますか?

札幌の学校に通っているメンバーがいるので、まだ具体的な上京の話は出てないですね。しばらくは札幌で。

-自主企画"アイスクリーム・シアター"を拝見させていただいたのですが、MCが少なめで"音楽を見せる"というようなライヴ構成だなと感じました。雰囲気作りの一環として意識されているのでしょうか?

もともとそんなにMCが得意ではないので、無理して喋らなくてもいいかなって(笑)。シンプルにやりたいので。

-東京初の自主企画でしたが、手応えはいかがでしたか?

対バンで呼んだLarge House Satisfactionさんとザ・ビートモーターズさんの先輩2組は凄く好きなバンドだったし、とても格好よくて呼べて良かったなと思います。お客さんも楽しんでくれてたと思うので凄くよかったです。

-ありがとうございます。では、アルバムのことについてもお伺いしていきます。Track.1「ハロー」には色々な"朝"が出てきますよね。これから始まる"今日"に対して"ハロー"と歌っているのかな?と思ったのですが。

私は去年ハタチになったんですけど、「ハロー」って曲はそのハタチの誕生日の次の日にできた曲で。その日の朝、"ハタチ"という区切りとしてこれからなんでもできるなっていう前向きな気持ちがあって。

-ハタチになった新しい自分の始まりを歌った曲なんですね。「ハロー」の中に"ねえ聞いてよ すてきな話があるよ 今までのわたしじゃ いられないんだ"というフレーズがありますよね。"新しい自分"への希望を感じる歌詞だなあと。

ハタチになったことも大きいですし、東京に来る機会とかも増えて、周りの接する人とかも増えたことによって、前向きな気持ちの歌を書けるようになってきて。いろんなことが変わっていく感じとか、新しくなっていく感じがしたので。

-この曲は3月29日に新宿紅布で行われた東京初の自主企画ライヴ"アイスクリーム・シアター"でも1曲目でしたよね。アルバムの曲順はどのようにして決めたのですか?

「ハロー」は最初から1曲目に入れようって決めていて。その他の曲は結構途中で変えたりとか、メンバーともいろいろ意見が違ったりとかしたんですけど、最初が「ハロー」で最後が「かもめのBaby」っていうのはみんな一致して。

-アルバムを通して聴いてみて、「ハロー」は"朝"という言葉が出てきて、Track.9は「真昼のブランコ」、夕暮れをイメージした「行方」はTrack.11に収録されてますよね。そしてTrack.12に「星の恋人」と、1日の時間の流れに添った曲順になっているなと思ったのですが、それも意図したものなのでしょうか?

あ、本当ですね。言われるまで気付かなかったです(笑)。