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INTERVIEW

Japanese

アナ

2014年02月号掲載

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Member:大久保潤也 (Vo/Gt/Sam) 大内篤 (Gt/Cho)

Interviewer:奥村 小雪

福岡出身、キャリア9年の2人組、アナが通算5枚目のアルバム『イメージと出来事』をリリース。大久保の豊富な語彙によって生み出される文学的な歌詞に、優しいメロディが寄り添う。3年ぶりに届けられたニュー・アルバムは、2011年にドラムが脱退し、2人になったからこそ生まれたという。彼らのバック・グラウンドから、前作からの3年間、ゲスト・アーティストとの出会いまで、バンド至上最もポップなアナの新作に迫った。

-Skream!初登場ということで、まずはプロフィールからお伺いできますでしょうか?

大久保:作詞作曲やアレンジ、その他諸々を担当しているギター・ヴォーカル大久保です。

大内:ギターを担当している大内です。バンドとしては、2005年の10月に1stアルバム『CYPRESS』をリリースしてから9年くらい活動してます。その半分ぐらいは何もしてなかったんですけど(笑)。

大久保:2011年までは3人でやってたんですけど、ドラムが脱退して2人になりました。

-お2人で活動し始めて変わったことはありますか?

大久保:もともと僕らは中学の同級生で、そこからずっと一緒にやってきたので"元に戻った"っていう感じです。

大内:特に何が変わったということはないですね。

-ルーツとなった音楽や好きなアーティストについて、それぞれお伺いできますか?

大久保:中学生の頃からずっと一緒に音楽を楽しんでいたので、スチャダラパーとかCORNELIUSとか、いわゆる"渋谷系"と呼ばれるような音楽から1番影響を受けたのは2人とも共通していますね。その当時の日本のポップは、古いソウルなんかを元ネタにした音楽が多かったから、個人的には古いソウルとかヒップホップをいっぱい探って聴きました。

大内:中学生時代はスチャダラパーとか電気グルーヴとかを聴いてましたね。スチャダラパーもそうですけど、もともと3人組に憧れていて、アナも3人組になって良かったと思ってたんです。けど、最近2人になってしまって(笑)。"2人といったらどういうグループあるかなー?"って考えると、電気グルーヴで。バンド内の立場としてはピエール瀧さんみたいな存在に憧れますけど、あんなに芸達者ではないので(笑)。音楽とは全然関係ないですけど、さまぁ~ずみたいな2人組になれたらいいなあとかは意識してやってますね。

大久保:2人とも音楽以外の影響の方がたぶん多いんですよ(笑)。

-そうなんですね。邦楽の方がお好きなんでしょうか?

大内:元はそうですね。でも、最近の邦楽はそんなに聴いてないです。影響を受けたのは、中学や高校時代に聴いていた90年代の日本の音楽だったので、そこから元ネタになっている古い曲を辿って聴いたりっていう感じですかね。

-最近のバンド・シーンでは4つ打ちの楽曲が多いように感じますが、アナさんはそういった影響を受けていないのですね。

大久保:僕らも前のアルバムまでは結構4つ打ちの楽曲が多かったんですよ。でも"もう4つ打ち嫌だ"ってなって(笑)。

大内:4つ打ちと言っても今の子たちのスピード感とは全然違うので、あんなに早い楽曲ではなかったですけど。