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INTERVIEW

Japanese

アナ

2014年02月号掲載

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Member:大久保潤也 (Vo/Gt/Sam) 大内篤 (Gt/Cho)

Interviewer:奥村 小雪

-曲ができるにあたってのエピソードがあればお伺いできますか?

大久保:Track.8「荒野でコーヒーを ~follow you~」は、"恋人が死んで葬式が行われてるんですけど、その恋人の親と仲良くなかったから葬式にも行けなくて家で過ごしてる"っていう絶望的な歌なんです。別にそういう体験があったわけじゃないんですけど、そんな風にそれぞれの曲に具体的なシーンがいっぱいあるっていう。短編映画みたいな作品になってます。

-Track.7「モーニングベル」とTrack.9「長いお別れ」にはエレキ・シタールを使用されていますが、大内さんは以前からエレキ・シタールを使われていたんですか?

大内:大久保が"エレキ・シタールを使いたい。これをぜひ使ってくれ"って言って買ってきたんです。

大久保:毎回アルバムを作る時に1つ楽器を買う、みたいなのがあって。今作の製作期間にずっと聴いてた70年代のソウルとかってエレキ・シタールを使った楽曲が多くて、アルバムのどっかで使いたいなーと思って。

-エレキ・シタールを使うとオリエンタルな雰囲気が出ますよね。Track.4「かなしみのこちら側」には"春風を待って"、Track.6「コピーのように」には"冬が忍び込んで"、Track.11「ハイライト」には"夏の海で微睡んだ眠気"という様に色々な季節が登場しますが、楽曲が作られた季節によるものなのでしょうか?

大久保:曲を作った時の季節っていう感じではないですね。季節感とかはすごい大事にしてるので、昔のアルバムにも季節の言葉がいっぱい出てくると思います。でも、前作までは実体験をもとに書いてたから季節が結構偏ってて。今作は夏の歌があったり冬の歌があったり、バランスが取れたかなと思います。

-楽器でも季節感がでるように工夫されたんですか?

大内:Track.10「渚にて」とかは夏らしくなるように意識してやりましたね。

-「渚にて」は GENERATION REXのEP『AFTER SCHOOL』にも収録されていましたが、今作に収録するにあたってアレンジなどを変更されたのでしょうか?

大内:アレンジは結構違いますね。もともと「渚にて」は全然収録予定じゃなかったんですけど、僕らが去年の3~4月にかけてやったアコースティック・ツアーでの演奏をプロデューサーの上田君が観て、すごく気に入ってくれて収録することになったんです。その時点でアルバム収録曲は10曲って決まってて、レコーディングもだいぶ進んでたんですけど、"この曲めっちゃいいやーん!アルバム入れようやー!"みたいになって。だからアコースティック・ツアーの時にやったようなすごくシンプルなアレンジになってます。

大久保:上田さんが気に入ったのがきっかけではあるんですが、アルバム制作中に作った曲なので、アルバムにはハマったなって感じですね。

-アルバムの収録曲はすでにライヴでも披露されているんですか?

大内:まともにやったのはまだ2回ぐらいじゃないですかね。

大久保:昔からやってる曲とかは結構やったりもしてますけど、ライヴ自体そんなに頻繁にやってないので新曲はほとんど披露してないです。今後リリース・ツアーをやるので、その時にガッツリやる感じですかね。