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INTERVIEW

Japanese

androp

2012年02月号掲載

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Member:内澤 崇仁(Vo&Gt)

Interviewer:山口 智男


-え、でもAメロもドラムは高速でドカスカ鳴ってますよ。

鳴ってるんですけど、それでも弱めに叩いてるんですよ。ドラマーは大変だったと思います。周りが思っているほど大変ではないとは言ってましたけど、見ているこちらは(苦笑)。今までで一番(ドラムの)手数が多い曲なんじゃないですかね。ライヴでは、この「You」に映像を当てようと思っていて、今までゆっくりの曲だったり、ミディアム・テンポの曲に映像を当ててたんですけど、すごく速い曲に当ててみたらどうなんだろうって。曲のテーマでもある対話を映像で表現してみようってことを考えてます。

-それにしても曲を作るとき、打ち込みでドラムを入れて、それをメンバーに叩いてくれっていうのは。

いやがらせかみたいな(笑)。

-でも、そういうほうがプレイヤーとしてモチベーションが上がるのかな?

さあ、どう感じてるんですかね。僕はかっこいいと思って作ってるだけなんですけど、かっこいいと思って持っていくと、いやがらせかって(苦笑)。いや、いやがらせっていうのは冗談ですけど、なぜ、そういう曲を持ってきたかってところは理解してくれてると思うし、ドラムだったら、こういう意図があってこういうフレーズになっているから、それがより感情的に表現できるにはどうしたらいいか考えてほしいって、とりあえずそういう意思の疎通はあります。

-えっと、それは言葉で伝えるってこと?

はい、こういう表現がしたいんだってことをまず説明して、それにはこういうふうにしていったほうがいいねって話し合いながらレコーディングは進めていってます。

-今回、レコーディングにはそれほど時間はかからなかったんですか?

フェスが8月、9月とあって、その前後にレコーディングしたんですけど、僕らって、たとえば今度、シングルが出るからレコーディングしようってことではなく、常に曲を作ってレコーディングしてるんです。今、この曲があるんだから、それを現段階でできる一番かっこいい形で残したいという気持ちがあるので。時間が空いている時にレコーディングしているから、時間がかかっていると言えば、かかっているし、かかっていないと言えば、かかっていない。

-納得できるものができるまでやる、と?

はい、納得が行くまでやります。

-ところで、ライヴDVDをリリースしようというのは?

「one-man live tour“angstrom 0.3 pm”のSHIBUYA-AXは僕らの中で分岐点だったと言うか、ひと皮剥ける瞬間だったんですよ。今見るとホント、まだまだだと思うんですけど、その時は自分達にできることをベストの形でできた最高のライヴだったんです。あのライヴがあったからこそ、その後、変われたと言うか、言葉で表現しにくいんですけど、SHIBUYA-AXのライヴは、「これでバンドが終ってもいい」と思えるぐらい燃え尽きることができた。お客さんとのコミュニケーションのしかただったり、表現のしかただったりが僕の中ですごく変わったと思うんですね。ライヴをやっている最中から段々。だからこそ作品として残したかったし、ライヴに来られなかった人にも僕らの変わる瞬間を見てもらいたいと思いました。

-では、最後に今年1年の抱負を聞かせてください。

2011年がいろいろ考えさせられた年だったので、その次の年として恥ずかしくないと言うか、2011年にこういうことがあって、だから2012年はこういうアーティストがこういうことを発信したっていうことが、時代的に見ても恥ずかしくないような…恥ずかしくないって言ったらおかしいんですけど、なるほどと思える作品を作ったり、活動をしていきたいと僕は思ってて、妥協せずに伝わるものを作っていきたいです。驚くようなことをしたいですね。驚くと言うか、飽きさせないことかな。andropってこういうこともするんだっていうことを…型にはまったものじゃないようなもので、しっかりしたものを伝えたいですね。

one-man live tour "relight"

2012.02.26(日)@Zepp Nagoya
2012.03.10(土)@Zepp Sendai
2012.03.18(日)@Zepp Osaka
2012.03.20(火・祝)@Zepp Fukuoka
2012.03.24(土)@Zepp Sapporo
2012.03.31(土)@Zepp Tokyo
追加公演
2012.02.23(木)@新木場 STUDIO COAST

More Info : www.androp.jp