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INTERVIEW

Japanese

KINGS

2011年08月号掲載

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Member:FREE THROW:神 啓文 / PILLS EMPIRE:Naoya Empire /
QUATTRO:松坂勇介、カディオ / The Brixton Academy:Yoshi

Interviewer:遠藤 孝行

約2 年前にも本誌で特集を組ませてもらったKINGS。the telephones、THE BAWDIES、PILLS EMPIRE、QUATTRO、The Brixton Academyという5バンド、そしてロック・パーティ「FREE THROW」からなる集合体である彼らの正体について前回話を聞かせてもらったが、その当時はまだ次回の開催は未定という状態だった。しかし、いよいよ今回再始動が決定!!代官山UNIT、恵比寿LIQUID ROOMと開催されて来たが8月23日に迫った第3回はなんと新木場STUDIO COAST。今のそれぞれのバンドのサイズから考えればこのクラスの大箱でやるのは問題ないのかもしれないが、KING結成当初から見守っているファンや関係者からすると感慨深いものがあるだろう。もしかするともうKINGSは行われないのでは?という声があったのも事実。しかし彼らは再び集結してくれた。インタビューからは彼らの KINGSに対する自信や気合いが伝わってくる。

今回はロック・パーティ「FREE THROW」のDJ神 啓文、PILLS EMPIREからNaoya Empire、QUATTROから松坂勇介、カディオ、The Brixton AcademyからYoshiと5人のメンバーが集まってくれた。これまでの事を振り返りながら8/23のKINGSに向けての想いをじっくりと語ってもらった。

前回FREE THROWのDJであるタイラ ダイスケさんからKINGS結成の経緯について聞かせてもらったんですが、それぞれのバンドとしてはどのようにKINGSに関わっていったんですか?

Naoya Empire(以下N):KINGSをまずやろうって言い出したのはthe telephonesの石毛輝とQUATTROの岩本岳士で、二人で飲んだ時にこういうKINGSの様なイベントをやらない?って話してたのが始まりです。当時僕らのような似たバイヴスを持ったバンドが少なかったんですよね。その後僕らPILLS EMPIREにも声がかかって、そこから3バンドだけじゃあれだしって事でその時凄いパーティー感があったThe Brixton Academy、the telephonesとはまた違うパーティー感なんですけど、近い感じだし彼らとも一緒にやりたいと思って声をかけて。QUATTROは当初ブルースっぽいバンドだったんですけど、その時俺等もじゃあ自分達と音楽的に近いバンドを連れてくるよって言って来たのがTHE BAWDIESで。それが始まりですね。

-THE BAWDIESが一番最後だったんですね。

神 啓文(以下 神):FREE THROWが一番最後じゃないかな。

N:そうですね。その当時各バンドの転換にDJをFREE THROWにやってもらっていて。

神:そう。それで気づいたらFREE THROWも入ってくれってなって。

-そのFREE THROWを入れようっていうアイデアはどこから来たんでしょうか?

N:いわゆる対バンで5バンドやって終わりじゃなくてその日一日をイベントというかパーティーにしたかったです。それならやはりDJは必要だろうって事でみんな信頼していたFREE THROWに参加してもらおうってなったんです。その後の各バンドバンドのツアーにも参加してもらったりして。

神:そうKINGSの1回目以降そういう機会が増えていって各バンドとも仲良くなっていって。ってか仲いいかな?(笑)

一同:(笑)

松坂勇介(以下、松坂):仲良いっすよ。

神:いや普段呑んだりしてるけどさ。

−(笑)では「KINGS Jr.」を挟んで今回2年振りの開催となりますが、なんで2年も行われなかったんでしょうか?

N:2年間はやっぱりスケジュールが合わなかったっていうのが一番の理由なんですけど。

神:スケジュールが合わなかったのが一番の理由だけど、それぞれ気持ち的にもKINGSに対する気持ちふわっとしてきた所もあって。そこでアレですよ、ボーリング場のアーティスト写真ですよ!

-この時ボーリングはしたんですか?

神:やった。ボーリングしてまた絆を深めて。みんなの。

N:あれは楽しかったですね。各バンド、バラバラでチームに別れて対決したり。まあ、お酒も入ってたんですけど。笹塚ボウルって所ですね。

神:そう。パーティーもやったりしてる所ですね。

-そのボーリング場でみんなのアーティスト写真を撮ろうって言い出したのは誰なんですが?

N:それは神さんで、みんなで映ってる写真が欲しいねって事になって。2回目のKINGSの時に撮ってもらったカメラマンの古渓さんに撮ってもらって。2月くらいですね。ボーリングしたのも「KINGS Jr.」の前にみんなで集まってミーティングだけじゃなく何かやろうよって言い出したのきっかけで。普段やっぱり全員で集まる事ってないから。

-そこでまた一致団結したと。でも元々仲は良いんですよね?

神:仲良い(笑)?

Yoshi(以下、Y):仲良いんですかねー?

-でもバンド同士ライバル意識は結構強いですよね?

松坂:それは相当強いと思います。2年間やっぱりライヴが一緒になる事はそれぞれ結構あったんですけど、また一緒にやろうよって2年間ならなかったのはその意識がデカかったからだと思います。

神:KINGSの時の楽屋とか凄いピリピリしてるよね。みんな笑ってんだけど、出番前のバンドとかが凄い空気を出し始めてそれがみんなに伝染していくっていう。他のイベントとかとは違う独特の緊張感っていうか空気があって、仲良しこよしではないっていうか。

N:元々仲は良いんですけど一緒に楽しんでイエイ!っていう風には絶対ならないですね。

神:この前の「KINGS Jr.」でもPILLS EMPIREのkokubu(kokubu Empire)に出番前“今日なにやるのー?”話しかけたら“うるせー!コノ野郎!”って言われたからね(笑)。

一同:爆笑

神:The Brixton Academyも結構そういう空気出すよね?

Y:そうですね。Yoneさんが結構気合いを出してきますね。

神:THE BAWDIESはさすがの貫禄で結構リラックスしてる(笑)。