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INTERVIEW

Overseas

MAE

2009年11月号掲載

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Member:Zach Gehring(Gt)

Interviewer:杉浦 薫

米ヴァージニア州ヴァージニア・ビーチ出身、Dave Elkins(Vo&Gt)、Zach Gehring(Gt)、Jacob Marshall(Dr)からなるエモーショナルでファンタジックなスリー・ピース・バンド Multisensory Aesthetic ExperienceことMae。コンセプチュアルでファンタジックな三部作である『(m)orning』、『(a)fternoon』、『(e)vening』から一作目となる『(m)orning』が11月4日にリリースされる。今作を聴いて11月24日からのジャパン・ツアーを楽しんで欲しい。

-ニュー・アルバム発売おめでとうございます。
今作『(m)orning』はコンセプト・アルバムであり三部作の最初のアルバムだそうですね。 三部作にしようと考えた経緯を教えてもらえますか?
また三部作という壮大なコンセプト・アルバムの制作の準備を始めたのはいつ頃からでしょうか?

2008年5月にペンシルヴェニア州のドレクセル大学で行った素材の、2009年版デモ作りから始めたんだ。『Singularity』をリリースした後、僕達のバンドは多くの変化を経験してきた。Rob SweitzerとMark Padgett(前任のキーボーディストとベーシスト)を失い、マネージメントと袂を分かち、Capitol Recordsとの契約を終了する依頼を出し、自分達のレーベルであるCell Recordsをスタートさせたんだ。僕達にとって新しい目的を見つけ、楽曲を発展させていく時間だったんだ。2009年のキャンペーンでその3分の2は成し遂げたよ。12曲、12ヵ月、1ゴールが変化をもたらす---このキャンペーンで、僕達は自分達のウェブサイトwww.whatismae.com で1曲を限定発売し、そしてミニ・アルバム3枚---『(m)orning』、『(a)fternoon』『(e)vening』---のリリースとなったんだ。

-三部作であるmorning、afternoon、eveningの頭文字を取るとMaeになるというアイデアも非常に興味深いものですね?どなたのアイデアですか?

僕達のドラマーのJacob Marshallが、2009年に向けてMaeの計画を練っていた時にこのアイデアを思い付いたんだ。

-『(m)orning』は前作『Singularity』のダイナミックなロック・サウンドは残しながらも、ファースト、セカンド・アルバムの頃のドリーミーな雰囲気も取り戻したように感じます。あなた方自身はどのようなアルバムにしようと心がけましたか?

ただ、自分のソングライティング・スタイルに忠実でいようとした。楽曲を書き上げる過程が自然になるように心掛けた。“方向性”を多く与えられた楽曲は、僕がこのレコードに取り入れたかった予期しない概念以上のものになってしまうからね。

-野外で自然の音をレコーディングしてアルバムに取り込んでいるとのことですが、具体的にはどのような方法で行われたのでしょうか?

僕達は何とかして「The House That Fire Built」や「Boomerang」のような曲とは一線を画した雰囲気のあるものをクリエイトしてみようと考えたんだ。アルバム最後に収録した「(M)orning Drive」みたいな感じに。野外レコーディングでは、僕達はステレオ・マイクロフォン2つを使って、実際にその体験の内側にいるように感じられるサウンドを録ろうとした。雨の中でも野外に座って録音する位にシンプルなものなんだ。