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INTERVIEW

Japanese

Chicago Poodle

 

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Member:花沢耕太(Vo&Key) 山口教仁(Dr) 辻本健司(Ba)

Interviewer:遠藤 孝行

美しいピアノの音色、心に染みるボーカル、アーバンなバンド・アンサンブル。京都から飛び出した注目の3人組 Chicago Poodleから3枚目のシングルが届けられた。「さよならベイベー」は彼らの真骨頂とも言えるミディアム・バラード。最高傑作とも言われる今回のシングルの制作過程から、メジャー・デビューまでの道のり。そして全国ツアーを控える彼ら3人に話を伺ってきました。

-まずバンド結成時のお話から、順にお聞きしたいと思ってるんですが、3人の出会いはどのような形だったんでしょうか?

花沢耕太(以下、花沢):僕が大学二年の時に組んだんです。山口と二人でバンドやろうかという話になってメンバーを募集したのが最初で、その時はギターとベースがいて山口がドラムで、キーボードもいて5人でやってたんです。その時は僕はまだキーボードをやってなくてヴォーカルだけだったんです。で、まだ辻本も入ってなくて、その後メンバーが入れ替わったりがあって二代目のベースとして入ってきてくれたのが辻本だったんですね。

辻本健司(以下、辻本):実は全員高校が同じで、僕はその時ビジュアル系のバンドをやってたんですが、ベースが抜けた時にたまたま共通の友人から声がかかって入ったという感じですね。

-ビジュアル系というと、今のChicago Poodleの音楽性とかなり違う気がしますが・・

花沢:その時の辻本の曲は聴いた事ないもんな。

辻本:いや、実はこっそりとやっていて、もうその時はアイラインとかいれてバシッとメイクしてたんですが、写真はもう処分しました(笑)

山口教仁(以下、山口):僕は高校時代はHi-STANDARDのカヴァー・バンドやってました。

花沢:結構そう考えると、三人とも音楽性はバラバラですね。で、結成当初はカヴァー曲を多めにやってたんですが、次第にオリジナルが多くなっていって、でもその時はまだ学生だったのでサークルの延長でやってた感じですね。

-その後2003年秋には京都学生祭典「全国学生音楽コンテスト」でグランプリを獲得されてますね。結成3年でグランプリという快挙だと思うのですが、この時はどのような気分でしたか?

花沢:一つの区切りとして、大学3年という事もあって周りが就職活動をしていく中で、俺らどうする?という話になった時にこの「全国学生音楽コンテスト」があって、ぶっちゃけ賞金が100万円で。それに惹かれたんです(笑)。

辻本:学生の僕らにとって凄い大金じゃないですか。

花沢:で、これであかんかったら考えようと。いいきっかけだと思って。
そうしたら運良くグランプリが取れて、それが自信になって、もしかしたらまだ俺ら音楽の夢を見続けることが出来るかも知れへんな思って。でその時今のスタッフに出会って、その後ミニ・アルバムを出す事になるんですけども。

-では大学卒業を目前にして、いわば賭けというかチャレンジだったと。

花沢:そうですね。周りが就職していく中で、僕らは音楽を続けていきたかったし、僕らにとってはいい分岐点になりましたね。あと両親も目の色が変わりましたね。

山口:目の色?考え方が変わったんじゃなくて?

花沢:俺がお金に見えたんかな(笑)でもその時は夢物語というか周りに語ったりはしてました。

-そして2004年には先ほど話にもありましたが、インディーズで初となるミニ・アルバムをリリースされてます。この時期から今の様なピアノを中心としたサウンドが核としてあったのでしょうか?

花沢:ピアノの曲というよりは、ピアノで曲をつくる曲に重点を置いてるというか。僕は基本的にピアノの音色にこだわりは無いんです。たまたま弾ける楽器がピアノだっただけで。ピアノは本当自由な楽器だと思うんですね。そのピアノから奏でられるメロディ・ラインが好きだし、だからピアノで曲を作るという事には僕らは赴きをおいてやってます。