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INTERVIEW

Japanese

Chicago Poodle

 

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Member:花沢耕太(Vo&Key) 山口教仁(Dr) 辻本健司(Ba)

Interviewer:遠藤 孝行


-なるほど。その後、京都在住のChicago Poodleはインディーズ時代にはFM徳島でパーソナリティーを務めてますね。これはどういった経緯で決まったんですか?

花沢:これは1stミニ・アルバムの『White Mini Album』を出した時にFM徳島のパワー・プレイに選んでもらって、そこからずっと応援してくれていて、イベントにも呼んでもらったり、今もずっとなんですけど、その流れでラジオの話が決まったんですよね。本当にそれはありがたかったですね。ミニ・アルバムを出した当初は音楽業界の事も分からなかったし、自分達の音楽に不安もあった時期なので、こうやって耳の肥えた人達に良いと言ってもらえたのは自信に繋がりました。

-インディーズ時代は苦労もあったと思うのですが、その時のエピソードなどあれば教えて下さい。

花沢:最初の頃はやっぱりライヴは2,3人の前でとかやったりしてたんですね、その時はつらかったんですけど、インディーズ・デビューをして今話にもあがったFM徳島の応援とかもあったり、本当に僕ら一からのスタートだったんで、メジャーデビューまで時間はかかったんかなと思うんですけど、コンスタントにリリースも出来たし、ゆっくりだけど周りの支えもあって着実に歩んで来たという感じがしますね。

-その濃密な時間があったからこそメンバー同士の結束も固くなっていったと。

辻本:そうですね。まあ休みの日以外はほとんど一緒にいますからね。基本的には仲は良い方だと思います。制作もうちの場合は花沢が曲を書いて、僕と山口が歌詞を書いてるんですけど、そこも阿吽の呼吸でやってるというか、細かい所まで言わなくても伝わるというか、そういう所が最近は出てきたかなとは感じますけど。

-そして2009年3月にメジャー・デビューされましたね。この時はどんなお気持ちでしたか?何物にも替えがたかったと思うんですが。

花沢:そうですね。でも正直メジャーなんやという感じだったんですね。まあインディーズ時代とやる事自体は変わらないし、良い曲を書いて、良いライヴをしてきた事がファンに伝わって大きくなっていった延長線上にメジャーがあったというか。だからメジャーになったという事は周りが決めたことで、僕ら自体は案外普通でしたね。ただ、周りは安心したというか、特に両親を喜ばす事が出来たのは良かったなと思います。

山口:僕もそんなに驚きは無かったんですが、単純に次はメジャーで出そうかと言われた時は嬉しかったですね。変わった事で言うと、巷で流れる様になって、コンビニとかで自分達の曲を聴いた事があってその時は変な気分でしたね。ちょっとお客さんに見られてへんかなとか。

花沢:誰も気づいてへんわ(笑)

辻本:あの去年の12月にメジャー・デビューが決まって、その後のライヴで初めてお客さんに発表したんですね。ファンのみんなは喜んではくれるやろなと思ってたんですが、本当に発表した時には暖かい拍手が2、3分続いて、その時は本当に嬉しかったですね。その時は責任感というか頑張らなあかんなという気持ちになりました。

-そして今回の3rdシングル『さよならベイベー』を10月にリリースされます。ご自身で最高傑作と語るこの曲を3枚目に選んだ理由はなんですか?

花沢:そうですね、『ODYSSEY』、『ナツメロ』と結構アップテンポの曲が続いたんで、ここらでやっぱり僕らの真骨頂であるバラード・テイストの曲を出したいなというのが一番にあって、そのタイミングで良い曲が出来たので僕がこの曲を出したくて決まった感じですね。

-この「さよならベイベー」はどういった形で作られていたんでしょうか?

花沢:去年の12月ぐらいに出来たメロディで、デモテープを作って、僕は良くやるんですけど、パズルの様にAメロはこの曲からとか、サビはこの曲でとか、自分の作った曲を組み合わせて出来た曲です。この曲は5曲くらいが組み合わさってますね。

-なるほど。歌詞についてもお聞きしたいんですが、失恋がテーマになってると思うんですが、これは実体験なのでしょうか?

辻本:いや、フィクションです。ただ失恋をした経験はもちろんあるんで、その時を思い出しながら書きました。ま、別れてから思い出の場所に行った事はあるんですけど、これは想像の物語ですね。歌詞なので自分の内面は色濃く出てるとは思うんですが。

-最後に「ああ君を待つ」という言葉が出てきてまだこの主人公はこの恋愛を引きずっているのかなと思うのですが。

辻本:男性って別れてからも結構引きずるじゃないですか、次の恋愛までに進むまで、未練がましいというか女々しいじゃないですか。そういうテーマが今回花沢が作ったメロディに合うんじゃないかと思って作詞したんですよね。

-と言うと、先に花沢さんのメロディがあってそれに合わせてテーマを決めていくと。

辻本:うちの場合は完全にメロディが先なので、歌詞のテーマを先に花沢から言われる時もあるんですけど、この曲はデモの時は「休日」ってタイトルで、イメージも決めていいという事だったんで、曲を聴いて切なさや、未練や、あと秋っぽいなというのがあってそれを広げていって書きました。

-そう、秋のリリースには本当にピッタリの楽曲だと思います。この曲はリスナーにはどういった気持ちで聴いてもらいたいですか?

花沢:まあ聴き手によってそれぞれ違うとは思うんですが、やっぱり今回秋にリリースということで、秋から冬にかけて染みていくと思うんですね、だから長く聴いてもらえたらと思います。

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