Japanese
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創作の発端が生まれる場所としてのクローゼットを起点として、ポップスに昇華された楽曲を短編集のように編み、ラストのタイトル・チューンで再び起点の場所に戻ってくるような、パーソナルを極限までキャッチーにアンプリファイしたニュアンスが刺激的な、記念すべき1stフル・アルバムだ。神山の名前を一躍世に知らしめたインディーズ時代の「YELLOW」は、現在のバージョンにリテイク。10代へのメッセージである「セブンティーン」のロックとトラップ双方の尖った部分の融合、インディーR&Bとネオ・ソウルがハイパーに混交した「Girl.」などから、原風景を表現したインストを経て、グッと生音のアレンジが立った「仮面」で意外性を感じつつ、再びダーク・ポップな内面を覗くような展開へ。エッジと共感性の見事な結合。(石角 友香)