DISC REVIEW
Japanese
2019年08月号掲載
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Maison book girl
umbla
2019年第2弾シングル。「闇色の朝」は、彼女たちらしい前衛的な音楽が展開されるなかで、サビの独特な譜割りがいい意味で違和感を与えてくれる1曲だ。言葉が紡がれるたびに幽玄な情景が浮かんでは移り変わっていく歌詞にも注目したい。波を思わせる音から始まる「シルエット」では、曲全体の音数を減らすことで引き立つピアノの旋律によって、まるで水面にたゆたうかのような心地よさを味わうことができる。重々しい空気感のままドラマチックにストーリーが展開していくポエトリー・リーディング「告白」も、本作の世界観をより濃厚にしており、サクライケンタ(プロデューサー/音楽家)というフィルターを通すことで、"umbla(=影)"はこう表現されるのかと感嘆した。
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