DISC REVIEW
Japanese
2018年06月号掲載
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瀧川ありさ
東京
デビュー3周年を迎えての第1弾音源は、初のコンセプト・ミニ・アルバム。東京を舞台に綴った物語全6曲を収録している。恋人や友人に伝えたいもどかしい想い、"君"をうまく慰める術がない不器用な自分、その背景やふたりの距離の間を都会の街並みやノイズが横切って、微妙な想いの距離感や時間の経過をポエトリーに映し出していく。映像的な描写や、何気ないシーン、行間が心を映す歌は、瀧川ありさの得意とするところだろう。昨年、松任谷由実の「ノーサイド」をカバーし、ユーミン愛とシティ・ポップやニュー・ミュージックへの愛情を形にしたが、今作はそうした自身のルーツを昇華した瀧川ありさのシティ・ポップを描いた。でも、街への歪な愛憎も滲んでいるのは、東京出身者ならではの視点だろうか。
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