DISC REVIEW
Japanese
2018年02月号掲載
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凛として時雨
#5
前作『i'mperfect』から約5年ぶりのフル・アルバム。この間のシングルは直近の「DIE meets HARD」しか収録しない潔さ。思うにTK(Vo/Gt)は、細密画を常人には判断できないレベルで描き込んでいくような、あるいは刃物の切れ味を実現する薄さと物理的な強度をせめぎ合いながら研いでいるような、アートと職人的なメンタルを行き来している。つまり、時雨の核は不変なのだ。それでもソロのフィードバックもあるのか、歌声はクリアに。さらに変幻自在に空間を歪ませたり、膨張/収縮させたりし得るエフェクト類の緻密な組み合わせや、1曲1曲で描く世界観の解像度は未曾有の領域へ。特に、音像から得られる空間の狭さや広さの体感は、3D映画を陳腐に感じるほどリアル。崩壊や陶酔の感情に温度がある。
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