DISC REVIEW
Japanese
2015年09月号掲載
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凛として時雨
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時雨初の海外レコーディングは、TKがソロの弾き語りに挑戦する前に訪れたベルリンの、しかもスタジオはDavid BowieとBrian Enoのいわゆる"ベルリン三部作"などで著名なハンザ・スタジオである。これがもうTrack.1「SOSOS」のどアタマから音が太いし、空間のナマ感がこれまでと違う。不思議な話だが、密室性の高い世界観だとどこかで思い込んでいたTKが描く世界が、実はもともとそうじゃなかったのでは?と思わせるほど新鮮な聴感を得られる。他にも遅めのBPMでダンサブルな曲もあれば、ストレートにディストーショナブルな8ビートの曲もあるという意外性、そしてその解釈のオリジナリティにも驚く。超絶的な構成や変則リズムより音そのものの鳴りと言葉のチョイスに新境地を見るミニ・アルバム。
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