Japanese
2017年07月号掲載
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2016年10月には再び3人から4人体制に戻り、自主レーベルを立ち上げたreading noteだが、ミニ・アルバムは前作『19200』以来約2年4ヶ月ぶり。この間、おそらくバンドは苦しい経験もしてきたのだろう。しかし本作では、昨年末リリースのシングル『花』に引き続きレコーディング・エンジニアに池田 洋(never young beach、Yogee New Wavesらを担当)を招いたり、デジタル・サウンドを取り入れることに挑戦していたり、メジャー・コードの明るい響きをした曲が増えていたりと、逆境をチャンスと捉え、サウンド面の刷新を試みるバンドの前のめりな姿勢がよく表れている。"人間味"を文字どおりひとつの味(あじ)として捉えるユーモアの効いた歌詞の世界観も良いスパイスに。(蜂須賀 ちなみ)
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