Japanese
2017年07月号掲載
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ヴァイオリニストを擁する4人組インストゥルメンタル・バンド、Nabowaが3年2ヶ月ぶりにリリースするオリジナル・アルバムは、ジャズ/ファンクをベースとしながら、バンドが様々な形で仕掛ける意外性の連続がすこぶる刺激的。なかでも圧巻はPUNCH BROTHERSを彷彿とさせるプログレ・フォークのTrack.5から、Track.7、8、9とアダルト・オリエンテッドな魅力をたっぷりと味わわせ、その直後にハード・ロッキンなファンク・ナンバーが飛び出す中盤以降の流れだろう。ヴァイオリンと鍵盤ハーモニカが奏でるメロディには歌心が感じられるから、普段インストに馴染みがないリスナーにも薦めてみたい。現役女子高生シンガー 山田なづ(Track.4)、BRAHMANのTOSHI-LOW(Track.12)の客演も話題だ。(山口 智男)
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