DISC REVIEW
Japanese
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tricot
A N D
昨春、オリジナル・メンバー3人で活動を再開してからのtricotの進化と、ドラマーがいないことを逆手にとって、BOBOら5人の辣腕を招いたことがさらに音楽の自由度を上げた印象の2ndアルバム。10代のころ、自分の生き方を決心したときを想起させる「Noradrenaline」、緩急のダイナミズムの最高値を叩きだした「E」、フュージョン系のコード進行に乗る女心のリアルな描写の融合が新鮮な「神戸ナンバー」、H ZETT Mの超絶ピアノも加わり"競技感"さえある「ぱい~ん A N D ver.」のスリルには息を飲み、ライヴでおなじみの「消える」がついに音源化されたのも嬉しい。轟音と静寂の緩急や、抜き差しの緊張感は変わらずにありつつ、聴き手に対してオープンな仕上がりが今後のジャンプ・アップを期待させる。
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- 2025.01.18
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