Overseas
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ジャズ、ブルース、R&B、フォーク、カントリーといったアメリカの大衆音楽をネタに思いっきり楽しんでいるという意味では全米No.1になった前作と同路線と言えよう。しかし、2年2ヶ月ぶりとなるソロ第2弾は、より自由に楽しんでいるという印象。Jack流のラップやレゲエのリズムの導入など、さらなるアイディアの閃きも感じられる。ソロ・アーティストとして自覚が芽生えたことも大きいようだ。THE WHITE STRIPESの影は、ほとんど感じられない。前作発表後、ツアーを共にしてきたメンバーとライヴ・レコーディングを行い、その後、時間をかけて編集し、曲を練り上げたそうだ。ルーツに根ざしながら、決して型にはまらないブロークンな表現は、何が飛び出すかわからない面白さでいっぱいだ。(山口 智男)
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