DISC REVIEW
Japanese
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strange world's end
君が死んでも、世界は別に変わらない。
自分のくだらなさを知ることは大事なことだ。俺は自分を特別だなんて思わない。ただ、自分の人生をかけがえのないものだとは思っている。でも、それは君には関係のないことだ。だから"生きろ"なんて言うな。"頑張れ"なんて言うな。勝手にやるから。君も勝手にしろよ。I need to be myself. 俺は俺でしかあれないし、君は君でしかあれないのだから。――strange world's endの音楽には、そんな他者への期待を捨て、等身大の自分を見つめ続けた果てにある"個"の強さがある。グランジ直系のギター・サウンドは感情を抉り出すような生々しさに満ち、言葉はどこまでも辛らつ。憎しみと哀しみと自己嫌悪が渦巻いている。だが、この1stアルバムは最後、どこまでもピュアな祈りに行き着く。汚れた瞳にしか見れない景色もあるのだ。
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