DISC REVIEW
Japanese
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小林太郎
鼓動
今年1月、メジャー1stアルバム『tremolo』を発表した小林太郎が、初のシングルをリリースする。90年代オルタナティヴ・ロック、グランジ、あるいはハード・ロックをルーツにしたバースト感たっぷりのギター・サウンドと、これまたバースト感たっぷりの魅惑的なヴォーカルで豪快に攻めてきた彼だが、今回のシングルで中心に据えたのはメロディアスな歌。歌謡性の高い、濃ゆいメロディをエモーショナルに歌い上げる。哀愁のあるギター・フレーズとダンサブルなビートによるモノトーンな色調のサウンドだが、それをドラマティックに彩るのがヴォーカル。愛する"鼓動"の大きさ、熱さをテーマに、小林太郎の声のパワーと音域の広さが活きる曲になっている。ド直球で情熱が迸っているこうした曲も、似合う。
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- 2025.01.18
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