DISC REVIEW
Japanese
-
The Flickers
A PIECE OF THE WORLD
シンセやシーケンスを導入しつつも底流にロスジェネ感というかグランジの“あらかじめ失われた”感覚を持つ精神性が、The Flickersならでは。初のフル・アルバムとなる本作では悲しみを抱えながら光を目指すような「love destruction」、ガレージ・ロック的な「babys bay byebye」、バンド・サウンドを解体したテクノ的な「noiz me」、1stミニ・アルバムでのなじみのエモーショナルに展開していくダンス・ポップ「white heat」、クソったれな日常をそれでも地に足をつけて生きながら、まだ見ぬ未来を希求するThe Flickersの等身大アンセム「supersonic」など全12曲。安島の中性的で感情の爆発と抑制のバランスが効いたヴォーカルは、単に生々しいわけでも無機的なわけでもなく、効果的にツボに刺さる。
LIVE INFO
- 2025.01.19
- 2025.01.20
- 2025.01.21
- 2025.01.22
- 2025.01.23
- 2025.01.24
- 2025.01.25
- 2025.01.26
- 2025.01.27
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ASP
Skream! 2024年09月号