DISC REVIEW
Overseas
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HADOUKEN!
Every Weekend
2007年、"ニュー・レイヴ"と呼ばれたブームの火付け役として彗星のごとく登場したHADOUKEN!。若さ故の勢いをそのままパンキッシュなダンス・ミュージックに落とし込み、デビュー当時は異端の存在感を放っていたが、2ndアルバム『For The Masses』ではTHE PRODIGYからの影響を伺わせる本格派のエレクトロ•アルバムに。今作もその流れの延長線にあるが、計算し尽くされた曲構築の完成度は圧倒的にパワー・アップ。全ての曲に、今をときめく様々なDJ/トラック・メイカーにプロデュースを依頼したのも勝因だろう。突き抜けたパーティー・チューンだけでなく、イギリス特有のシニカルで緊迫感を感じさせるダーク・チューンもあり、更にダブステップの要素も積極的に捉えた結果、バラエティに富みながらも不思議な統一性のある仕上がりとなった。Jamesのシンガーとしての成長も目覚ましい進化を遂げ、2013年の幕開けに相応しい、エレクトロ•アルバムの誕生だ。
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