DISC REVIEW
Japanese
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GOING UNDER GROUND
Roots & Routes
80'Sシンセ・ロックやシティ・ポップスの淡い郷愁感をまといつつも、タイトなバンド・サウンドですっきりと聴かせるアルバム。前作『稲川くん』は、メンバー脱退を経て4人で新たに走り出した作品であり、衝動的で、ふんだんに入ったシンガロングで士気を上げていく、もう一度音楽の楽しさやパワーを体で感じて、発する感覚があった。今作は、4人が今どんなふうに向き合って、どんなバンド・ライフを送っているかをさりげなく伝えている。久しぶりに会った友人の近況を聴くようだと言ったらいいだろうか。意外な面を見せれくれたり、お互い大人になったなと感心したり、でもやっぱり自分の知ってるあいつのままだなと思わず顔が綻んだり。辿った道は違うけれど、親しみ深い共有感がある。リスナーとさりげなく並走する音楽が詰まったアルバムだ。
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