DISC REVIEW
Japanese
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Analogfish
荒野 / On the Wild Side
世界は、この国は、僕たちは、果たして一体何に拘束されているというのだろうか。繊細かつ鋭い言葉でもって歌われる、現代社会への不信感や憤り。本作はシリアスなプロテスト・ソングでありながら、それと同時に、現況に対して目を見開くことこそが、解放と自由への近道なのだと、"諦めてはいけない"のだと、未来への希望を見い出すことも忘れていない。随所にエレクトリック処理が施されたことによる解放感と空間の広がりは、雄大で、果てしなく続く一本道を突き進み、荒野を行くようであり、それは"開拓者であれ"という音による希望の画を描く。前作『失う用意はある?それともほうっておく勇気はあるのかい』で聴こえてきた、アナログフィッシュの叫びはまだ終わらない。いや、終われないのだろう。
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