DISC REVIEW
Japanese
-
-
カフカ
fantasy
90年代のJ-POP、ロックは、永遠に色褪せることのない真っすぐな魅力を持っていた。しかし、21世紀も10年が経過した今、難解な歌詞で着飾るバンドが少なくない。そんな中でカフカは、美しく広がるサウンドスケープと無垢な言葉で現実を切り取る稀有な存在だ。実存主義のフランツ・カフカのごとく、彼らもまた、現実に存在する自分と奥に息づく世界との対峙を描く。お伽話に仕立て上げた感傷と、落胆の先にあるわずかな希望。決して後ろ向きではない言葉、それこそが現代に生きる象徴なのだ。だからこそ聴き手は、柔らかくするりと突き刺さる言葉をすくい上げて、咀嚼して自分自身を同化させずにはいられない。“大嫌いだ”と言いながも、矛盾と狂気に満ちたこの世界をみな愛して止まないのだ。
LIVE INFO
- 2025.02.22
- 2025.02.23
- 2025.02.24
- 2025.02.25
- 2025.02.26
- 2025.02.27
- 2025.02.28
- 2025.03.01
- 2025.03.02
RELEASE INFO
- 2025.02.26
- 2025.02.28
- 2025.03.01
- 2025.03.05
- 2025.03.12
- 2025.03.19
- 2025.03.26
- 2025.03.28
- 2025.04.02
- 2025.04.09
- 2025.04.15
- 2025.04.16
- 2025.04.23
- 2025.04.25
- 2025.04.26
- 2025.05.14
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ASP
Skream! 2024年09月号