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COLUMN

ドラマストアの「"コレ"推し!」【第16回】

2022年09月号掲載

ドラマストアの「"コレ"推し!」【第16回】

『ドラマストアの"コレ"推し!』。ギターとキーボードを担当しています鳥山です。今回で第16回となりました!長いこと連載させていただいて感謝しかありません。最後まで我々が推しているものをたくさん皆様に推させていただきたいと思います。

今回僕が推させていただきますものはコレ!映画『猿の惑星』シリーズでございます。こちらは1968年、アメリカ、ピエール・ブールによるSF小説『猿の惑星』を原作とする映画です。全5作あり、リメイクやシリーズにおける連続性を一から仕切り直したリブート作品も含めると、なんと全9作あります!なかなかの暇つぶしになりますよ!(笑)

まずは簡単なあらすじを......ごく簡単に......主人公一行は宇宙船で旅をしているとある惑星に不時着してしまいます。その惑星では奇妙なことに、猿が人間を支配しています。その惑星でのハートフルで感動的な異種同士の触れ合い......が待っているわけはなく、実際はシリアスで殺伐とした種族間での対立がありました。この惑星では猿の方が人間より高度な知能を持っており、激しく人間を憎んでいたのです。(ただ1970年代の映画なので高度な現代のような高度なCGは使われておらず、それを観ているとクスッと笑えたり、昔ながらのよさを感じることはできますよ!(笑))

字幕版で観ることができれば、そこに面白いギミックを感じ取ることができます。猿が人に対して『......このような振る舞いは、猿真似に決まってる!』と言ったときは思わず笑ってしまいましたね。他にも翻訳家さんのこだわりがみてとれました。注目ポイントです!

さらに個人的に『猿の惑星』が面白いと思うポイントは、猿が人間を支配する世界を通しみえてくる「人間の愚かさ」、反対に支配者となった「猿の愚かさ」があることです。どちらにも、現代の人類が陥ってしまいそうに見える痛いところがあり、また逆に同情すべき点もあります。何が言いたいかというと、それぞれの立場が必然的にそうなって描かれている、と感じるのです!

リブート作品はご存知の方も多いのではないでしょうか。『創世記・新世紀・聖戦記』は2010年代の映画です。こちらは前述の作品とは違い、CGの進歩が目まぐるしいです。もはや、かつてのお猿さんたちが恋しくなります。映像の迫力で惹きつけられてしまいます。

 
さて、いかがでしたでしょうか。面白い映画シリーズなので、皆様もぜひ観てみてくださいね。

鳥山昂

ドラマストア

"君を主人公にする音楽"をコンセプトとした関西発、正統派ポップ・バンド。2017年発表の2ndミニ・アルバム『白紙台本』収録「至上の空論」のMVは280万回以上再生され、開催するライヴはチケット即日完売となっている。2022年3月に日比谷公園大音楽堂にて主催フェス"DRAMA FESTA 2022"を実施。7月に2ndフル・アルバム『LAST DAY(S) LAST』をリリースし、同作を引っ提げ9月13日から全国ワンマン・ツアー開催中。2023年1月には地元大阪にてラスト・ライヴを開催し、同月末に活動を終了、解散することを発表している。