Japanese
詩人 木囃子によるソロ・プロジェクト・バンド"bookman"、新曲「虐光のワルツ」をデジタル・シングルとして7/20配信リリース
2022.07.14 00:00
詩人 木囃子（コバヤシ）によるソロ・プロジェクト・バンド"bookman"が、7月20日に新曲「虐光のワルツ」をデジタル・シングルとして配信リリースする。
前作アルバム『ピアニシモ・ハートビート』から約1年半ぶりの新曲リリースとなる今作は、インターネット上での活動をメインとしていたころに比べサポート・メンバーを迎えたライヴへの出演も重ねたことにより、繊細に紡ぎ出す唯一無二の詩世界のみならず、力強いバンドとしてのサウンドもさらに成長した期待の新作となった。
アートワークは、天月「Caffe latte」MVイラスト、アニメーション、I Don't Like Mondays.「空の青さにみせられて」リリック・ビデオなどに参加し活躍するイラストレーター 萩森じあが担当し、作品の世界観をより深く彩るコラボレーションに仕上がっている。
▼リリース情報
bookman
デジタル・シングル
「虐光のワルツ」
2022.07.20 ON SALE
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ピアニシモ・ハートビート
pianissimo＝"極めて弱く"を冠したタイトル。全編を通して感じられる、心臓の拍動を思わせる温かなリズム。そして、時に凛と、時に柔らかく響く木囃子の歌声が儚くも力強い命の物語を目の前に浮き上がらせる。浮遊感を湛えた1曲目「Pianissimo Heartbeat(inst)」から、バンドらしい疾走感あるナンバー「夜をかかえて」、「遅咲きの花」まで、バンド・サウンドに縛られない多彩な楽曲たちの根底に常にあるのは、生と死の循環、そしてそれに向けられるどこまでも優しいまなざしだ。器用に生きられなかろうと、暗闇の中に身を潜めていようと、弱々しくとも懸命に生きる命の物語を真摯に描く"bookman"の歌は、彼の歌を必要とする人々の心の叫びを丁寧に、確実に掬い上げてくれるはずだ。
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farewell note.
"孤高"と呼ぶに相応しいシンガー・ソングライター、コバヤシによるソロ・プロジェクト"bookman"。矛盾と不平等に満ち溢れた世界に対する彼の視界≒心の痛みや絶望を言語化し、ロック・サウンドに乗せて聴き手に訴え掛ける手法はamazarashiを彷彿とさせる。その世界観を貫きつつ、鬼気迫るポエトリー・リーディングを聴かせる「優シイ人ノ詩」、全英語詞のミクスチャー・ナンバー「escaper」、ピアノをフィーチャーしたミディアム・バラード「涙彩画」といったように、サウンド面での表現は非常に豊か。当たり前の日常生活の中に潜む、目を背けたくなるような感情や事実を容赦なく羅列した歌詞には心がややしんどくなるかもしれない。しかし、毎日に生きにくさを感じている人にこそ聴いてほしいと思うのは、彼の歌が本当は希望に手を伸ばしているからだ。
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