DISC REVIEW
Japanese
2017年08月号掲載
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bookman
farewell note.
"孤高"と呼ぶに相応しいシンガー・ソングライター、コバヤシによるソロ・プロジェクト"bookman"。矛盾と不平等に満ち溢れた世界に対する彼の視界≒心の痛みや絶望を言語化し、ロック・サウンドに乗せて聴き手に訴え掛ける手法はamazarashiを彷彿とさせる。その世界観を貫きつつ、鬼気迫るポエトリー・リーディングを聴かせる「優シイ人ノ詩」、全英語詞のミクスチャー・ナンバー「escaper」、ピアノをフィーチャーしたミディアム・バラード「涙彩画」といったように、サウンド面での表現は非常に豊か。当たり前の日常生活の中に潜む、目を背けたくなるような感情や事実を容赦なく羅列した歌詞には心がややしんどくなるかもしれない。しかし、毎日に生きにくさを感じている人にこそ聴いてほしいと思うのは、彼の歌が本当は希望に手を伸ばしているからだ。
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