Japanese
uminecosounds、5/27リリースの5年ぶりのニュー・アルバム『味噌』より「赤くなる」MV公開
2020.05.18 12:00
多くの文化人をもファンに持つ"ウミネコカレー"。その店主である古里おさむがメンバーでもあるuminecosoundsは、手練れのメンバーが繋がって生まれたバンドだ。実に5年ぶりのフル・アルバム『味噌』を5月27日にリリースすることを発表している彼らが、同作より「赤くなる」のミュージック・ビデオを公開した。
uminecosounds - 赤くなる
フル・アルバム『味噌』は、古里が"これが第一歩"と言い切った作品でもある。アルバム・タイトルはもちろんのこと"花畑"、"雪かき"、"梅干し"、"湯船"......といった和な曲名が並ぶ本作。いざ聴いてみると、日本人だからこそ"そうきたかー"と唸ってしまう視点に溢れている。それでいてバンド・サウンドはインターナショナル・クオリティという組みあわせが力強い。
今作のリリースを祝して、酒井泰明(moools)からコメントが到着している。
たとえば引っ越しを考え新しい家を見に行き、ベランダに出た瞬間「ああ、ここだ。ここだった。」と思うような事がある。
音楽にもある。それはだいたい曲が演奏されて10秒もいらないものだ。
時には、初めて見た物件なのに昨日住んでいたであろう自分の生活の記憶を感じる時まである。
音楽にもある。それはだいたい「これは明日、自分が作っていたかもしれない。」と。
uminecosoundsを聴くと、なぜか自分もバンドメンバーにいる気がする。
こんないい物件は日本にはなかなかありません。
みんなで住もう。
―― 酒井泰明(moools)
また、ミュージック・ビデオの監督を務めた写真家、佐内正史について古里は以下のように綴っている。
私がカレー屋を志すきっかけとなった今はなき笹塚のエムズカレー。
店の入り口に(常連さんだという)佐内さんの写真集が置いてあったので名前は知ってました。
ウミネコカレーが実店舗を構えてから ふらっと食べに来てくれた佐内さん。
お会計のときに「(エムズカレーを)伝承してるね」と言われ、それからちょくちょく何故かばったり会うことが多くなりました。
今回uminecosounds の録音後、個人的になんとなく「霊山」みたいなアルバムのイメージがぼんやりありました。
そして たまたまケーキ屋で またもや ばったり遭遇した佐内さん。。。
ついでに霊山の写真のこととか軽く聞いてみたところ、そのまま佐内事務所へ遊びに行くことに。
奥から持ってきてくれた佐内さんの写真集。
そこにドンピシャな写真があったので、「これです...」とジャケットに使わせてもらうことに。。。
そしてそのまま ビデオも監督してくれることに。。。
なんだか不思議な縁の佐内さんとは小学生の頃を思い出すような感覚で、
あーだこーだ遊んでるうちに ジャケットもビデオも とてもしっくりくるものができてました。
日々の生活に寄り添ってくれるように素朴でシンプルで深い。
まるで台所にあるもののような作品に仕上げてくれました。
―― 古里おさむ(uminecosounds)
なお、アルバムからは「苔のように / 平常心 」、「春はまだかい」のミュージック・ビデオも公開中。
uminecosounds - 苔のように / 平常心
uminecosounds - 春はまだかい
▼リリース情報
uminecosounds(ウミネコサウンズ)
ニュー・アルバム
『味噌』
2020.5.27 ON SALE
UMNC-0001
[収録曲]
春はまだかい
平常心(album version)
赤くなる
花畑(腸のテーマ)
光の泡
雪かき
苔のように(album version)
何も変わらない
ねばねば
梅干し
湯船
全12曲
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