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Japanese
名古屋市在住のNatsumi Nishiiを中心としたクリエイティヴ・ユニット S.O.H.Bが、『2021』以来となるアルバムをリリース。今作は、前回のEP『美しいあなた -EP』(2022年)でも描き、また多くの人にとって普遍的テーマと言える孤独と、自立がテーマとなったという。S.O.H.Bが紡ぐ孤独は、寂しさや悲しみから生じる感覚でなく、日々のなかで、人との関わりのなかで芽生える喜怒哀楽をひとり味わうような時間だ。自身の内に芽生えた小さな引っかかりや声、気持ちに点を打ちながら、心の景色や人生の地図を描いていく曲たちは、混沌を手探りで進む人の琴線にも触れるのではと思う。ゴスペルの多声感やソウルフルなエレクトロ、またピアノに乗せ語り掛ける平熱の歌声も心地よい。
ベールに包まれた音楽ユニット、S.O.H.B(シーズンズオブハーベッドルーム)。透き通った特徴的な歌声が、リラックスしたムードを醸しながらも芯の強さを持ち、透明感漂うサウンドと美しい旋律に乗って心に刺さる。そんなS.O.H.Bによる初のEP『美しいあなた』には、"大切な人"をテーマにした4曲が収録された。忘れられない人への想いを綴った夕暮れ時に聴きたい1曲「オレンジ」、切なさが滲むまっすぐな片思いソング「夜明け前」、音数を絞ったデジタル・サウンドと英語詞が本作の中で異彩を放つ「Warm Night」、冬の白い吐息のような冷たさと浮遊感を纏い"孤独"や"命"を歌う「きらめき」。その季節、時間帯の空気感を閉じ込めた、情景が浮かぶサウンドと歌声が美しい、心の琴線に触れる1枚。
内なる声に従って音、言葉を形にした、ドリーミーでロマンチックな孤独の旅――2ndアルバム『Inner Voice』が内包する果てしない世界の美しさ
S.O.H.Bとは何者か――人々の心を映す現代の賛美歌を奏でる最新EP『美しいあなた』でひもとく、豊かな歌
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