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Overseas
SIGUR RÓSが2002年にオーケストラとコラボレートした演奏が、実に18年の歳月を経てアルバムとなった。今作は、古エッダの形式で書かれたアイスランド語の詩"オージンのワタリガラスの呪文歌"を題材としているのだが、北欧神話の世界は、詩的でアンビエントなサウンドを紡ぎだすSIGUR RÓSにぴったりの題材と言えるだろう。オーケストラの重厚な響きと物悲しいメロディは、ラグナロク(神々の滅亡)を描きながら、美しいアイスランドの自然に迫る環境破壊の危機を示唆する。伝統歌謡の歌い手 Steindór Andersenの語り部的な滔々とした歌唱と、神話に登場する神々を思わせる神秘的なJónsiのファルセットの対比も素晴らしい。壮大で儚い美しさに満ちた至極のアルバム。
シンプルに伝えたい。とにかく聴いて、見て、心の深い部分で感じて欲しい。アイスランド語で"inni"とは英語の"inside"を指すのだ。圧倒的な音響も、モノクロで統一されたノスタルジックな映像美も、音楽のマジカルな幸福が宿る場所へインナー・トリップさせるから。世界最高峰の音響叙情派バンドといって過言ではない、SIGUR RÓSから活動休止直前に行われたロンドンはアレクサンドラ・パレスの2公演を収めた音源&映像集が届けられた。そのパフォーマンスは、この上なく繊細で美しい綴れ織りから壮大で壮絶なアンサンブル・カオスまで、まるで何かを掴まんとする叙情性に溢れ、感動的で、神秘的で、深意に唯一無二の世界である。いよいよ、これは来るべき活動再開のシグナルとなるのだろうか?今後の動向にも注目だ。
世界の音楽的至宝SIGUR RÓS完全復活!! 約4年ぶりとなる待望の新作を発表!!
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