JavaScript を有効にしてご利用下さい.
Japanese
中学生の頃に"未確認フェスティバル"で審査員特別賞を受賞、でんぱ組.incへの曲提供でも注目された2003年生まれの新世代音楽家が、本作と『放るアソート』の2作品でCDデビュー。転がるピアノの上をクリアな歌が生き物の如く跳ねる「ムーヴ」から、逆再生しているような笛の音色と掴みどころのないメロディに翻弄される「まま」で、冒頭から聴き手を没入させる。そうして無機質さと躍動感が行き来するサウンドに浸っていると、「この星にされる」では大人びた歌声に変化し、色香のある詞と共に現実味のある世界へ転換。坂元裕二の朗読劇"忘れえぬ 忘れえぬ"主題歌「はなしかたのなか」も、Corneliusからの影響が窺える、想像力を喚起させる曲で存在感充分だ。新感覚且つ心地いい音を求める貪欲なリスナーに薦めたい。
『からだポータブル』と同時発表する本作には、同じく10代の崎山蒼志との共作「むげん・」をはじめコラボ曲をパッケージ。2019年に公開された同曲は、都会的な雰囲気を纏いつつ一筋縄ではいかないピアノの旋律に、時折歪むギターを重ねた両者らしいサウンドと、対照的な歌声が不思議と溶け合ったナンバーだ。さらに、AFRO PARKERや、abelestとのコラボではヒップホップとの親和性にも気づかせてくれるし、長谷川白紙との1曲ではアグレッシヴな一面が、根本 凪(でんぱ組.inc/虹のコンキスタドール)や、音遊びが楽しいトラックメーカー Kabanaguとの楽曲では、天真爛漫なポップさの中に入り混じる狂気が溢れる。全曲で飛び出しまくりの諭吉佳作/menの潜在能力は、まるで底が見えない。
Show More
Skream! 2024年09月号
the paddles柄須賀皇司の“おかんの口から生まれました”
ネクライトーキーのぐだぐだ毎日
ビレッジマンズストア 水野ギイの“家、帰っていいですか?”
Laughing Hick ホリウチコウタの能ある君は僕を隠す
Lucky Kilimanjaro maotakiの"一食入魂"
Academic BANANA 齋藤知輝の"大切なことはすべてラブソングが教えてくれた。"
フィルフリーク 広瀬とうきの 『サウナフリーク』
月蝕會議エンドウ.の"月蝕會議室24時"
"SPARK!!SOUND!!SHOW!! チヨの部屋"
GANG PARADE ユメノユアの"ROCK ON!#YuaPlaying"
挫・人間 下川リヲの“モノホンプレーヤーになれねえ”
THE BACK HORN 松田晋二の"宇宙のへその緒"
cinema staff 「萌えもemo」
フクザワさんによるあの曲のイメージイラスト