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Overseas
前作『First Two Pages Of Frankenstein』と同セッション時に制作された"もうひとつの最新アルバム"。曲を作れなくなっていたというMatt Berninger(Vo)の心を壊れかけの車に喩えた、昨年リリースの「Weird Goodbyes Feat. Bon Iver」は待望のアルバム収録となった。またPhoebe Bridgersと再共演、さらにRosanne Cashが参加するなど今作もコラボが聴きどころに。「Space Invader」の後半、静寂から約3分かけてじっくりとボルテージを上げていく楽器陣のライヴ感も堪らない。そしてラストを飾るのは、8分近くに及ぶ「Smoke Detector」。キャリアを重ね、より自由に奏でられた至極のインディー・ロックを堪能してほしい。
USインディー・シーンでもっとも愛されているバンドのひとつ、THE NATIONALの通算9作目となるアルバム。嫌味のないソフトなメロディと、透き通るように繊細なハーモニーなど、独特の儚げな響きにはあまりの美しさに胸がギュッと締めつけられる。また、インディー・ロック職人のこだわりが感じられる、耳に残るようなアナログ感のある音作りが、楽曲に深みを与えている。さらに、今作にはゲスト・アーティストとして、幅広い世代から愛されるポップ・アイコン Taylor Swiftや、インディー・ロック・シーンの新星 Phoebe Bridgers、過去にも共演しているSufjan Stevensといった、新旧の盟友たちが参加。多くのミュージシャンから敬愛されるTHE NATIONALならではの豪華な顔ぶれだ。
2010年に全世界的なブレイクを果たした、ブルックリン発の兄弟バンド、THE NATIONAL、待望の6thアルバム。“危険が僕らを見つける”という神経症的なタイトルとは裏腹に、今作はリラックスして、開放的なサウンドを志向したとか。確かにここに収められた13曲はどれも非常に伸びやかで、構築されたタイトなバンド・サウンドというよりは、音を演奏すること自体を楽しんでいるように思える。ため息をつきながら歌っているような、諦観に満ちた歌声は、隠遁した老人のそれのようだ。どこまでいってもわかりあえない人間同士、それでもどうにかして希望を見つけ出したい、そんな彼らの想いが込められたこのアルバムは前作同様、多くの人々の共感を呼ぶだろう。
世界的にロング・ヒットを記録した前作『Boxer』から3年、THE NATIONAL通算5枚目のニュー・アルバム。前作の抑制されたシリアスとも言える統一された雰囲気から一転今作はバラエティに跳んでいて、とてもドラマティックでエネルギッシュなアルバムになった。自身のスタジオでリラックスして作られた事も大きいのだろう。彼らの持つ美しくメランコリックなメロディは健在ながら高揚感のある曲も多い。2000年代最高の歌声とも言われるヴォーカルMatt Berningeの歌声もとても伸びやかで素晴らしい。そして外の雑音を物ともせず作り上げられた楽曲それぞれの凛とした佇まい。ブルックリンの最後の大物というその名に恥じない新たな傑作。
今作は自分達のやり方で自分達の目指す空気、イメージをついに形に出来たかなと思ってるんだ。
2011.11.09 @duo MUSIC EXCHANGE
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