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Japanese
00年代に登場したフォーキーなテイストもあるギター・ロック・バンドをさらに純化したような、カテゴライズの難しいスケールの大きさ、そんな印象を持たせるバンドだ。現実に押しつぶされそうだが、そこに生の実感を得ているようなTrack.1「愛をくれ」、"月が 綺麗で うざったい"から寂しい、良かったと変化していく歌詞に、同じものを見ても自分の心象が投影されることに不意打ちを食らうTrack.3「@live」、シンプルな曲調にまだやりきれていないという前向きな欲望と認識が刻まれるTrack.6「own song」、そして誰かのもの、誰かの音楽になりたいというThe coridrasの軸を表現しているラストの「僕らのメモリー」まで、どこを切っても、楽曲そのものが何より彼らを雄弁に語る。
札幌を拠点に活動する3ピース、The coridrasによるTOWER RECORDS限定ニュー・シングル。ソリッドで、疾走感のあるギター・ロックは、素っ気ないくらいにぶっきらぼうだ。乾いた声でシニカルに、時に吐き捨てるように歌うソングライター、杉本健人(Vo/Gt)のヴォーカルや歌もまた、ままならない思いをくすぶらせて、睨みつけるように様々なシーンを切り取っていく。目に見えるもの、聞こえてくる雑音がすべて薄っぺらく苛立たしいと感じる時、或いは人との関係のなかで言葉1つでやきもきとしてしまうことや、自分自身の不甲斐なさについてなど。見栄っ張りで、しかし臆病な自分を嘲笑うようにして歌にする。頭のなかでは、この思いを伝えなきゃと思いながらも、言葉足らずになってしまう不器用さが、心をひっかいていく曲たちだ。
誰かにとっての曲やバンドでありたい。人のものになりたいという気持ちが大きい
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