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Japanese
ちゃんと聴き終える前にスキップ・ボタンを押してしまったら、このバンドの本質には一生触れられない。次々と展開していくがゆえに、あるいは"え、ここでこう来る?"的なデザインが施されているがゆえに、"この曲はこういう曲"とひと言で言えない曲が8曲集まったアルバム。サビのメロディはどの曲もキャッチーで、ベース、ドラムの演奏からは歌に対する信頼が感じられる。一方、アレンジや構成は一筋縄ではいかない。手垢まみれの表現を避け続けるのは、聴き手の意表をつくため......というよりは、自分たちが面白いと思うことに愚直であるという印象だ。1stアルバムのようにフレッシュだが、アイディアを実現するための腕は8年のキャリアの賜物。そんな4年ぶり4枚目のアルバム。
2013年に西野真史(Ba/Cho)と西野剛史(Gt/Vo)という双子の兄弟を中心に結成された3ピース・バンド。前作アルバム『にじいろのまくら』の明るい雰囲気からは一転、ゆっくりと刻むテンポの上にエモーショナルな歌を乗せた「Today」で幕を開ける今作は、THE BEATLESやTHE CARDIGANS、くるりやthe pillowsなど、これまでにバンドが影響を受けてきたというルーツを大切にしながら完成させた作品だ。それは抜けるような青空というよりは、人間の弱さや葛藤を投影した曇り空のような音楽。何かをズバリと言い切るというよりも、遠回りしながら、丁寧に心の在り処を歌う。あえてわかりやすさを求めない、捻くれた感性で綴られた言葉たちは、聴き手の想像力を心地よく刺激してくれる。
好きなことを信じる。悩みと放浪を経て見いだした、バンドが進むべき道
"いつ聴いても古くならない音楽をやりたい" UKロックを愛する純な3ピースが紡ぐ美しいハーモニー
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2019.06.16 @下北沢LIVEHOLIC
2019.03.15 @下北沢LIVEHOLIC
2018.07.01 @下北沢LIVEHOLIC
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