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Overseas
Dylan Baldi(Vo/Gt)の宅録プロジェクトからバンドに発展したオハイオ州クリーブランドの4人組。オルタナ・リヴァイヴァルをリードする存在としてコンスタントにアルバムを作り続けている彼らがほぼ3年ぶりにリリースする4作目のアルバム。"高校生のときの自分がドライヴしながら聴いて、いいねって思えるような作品"とDylanは語っているから、作りたい作品はあらかじめはっきりとわかっていたに違いない。その意味では、ここに邪念はこれっぽっちも感じられない。持ち前のメロディに磨きを掛けつつNIRVANA、あるいはWEEZERフォロワーとしての真っ当な姿を追い求め、そのうえで疾走するだけに終始しない表現力を手に入れている。圧巻は終盤の盛り上がり。それまでの疾走感が混沌に変わる。
どうしたCLOUD NOTHINGS! 驚異の飛躍というか、深化系変貌。90年代にシカゴ音響派周辺に浸っていたおっさん(俺もね)はとにかくオープニング・ナンバーで感涙だろう。ポスト・ロックやエモなんてカテゴライズもなかったあの時代、張り詰めた緊張感と“静と動”のエモーショナルな美をみせたSLINTによる名盤『Spiderland』の幻影が! こんな裏切りは想像できなかったが、レコーディング・エンジニアはノイズ御大Steve Albiniという納得の起用。昨年リリースされた泣きメロ満載のデビュー・アルバムはローファイ・リヴァイヴァルの追い風にも乗り注目を集めたが、ついに覚醒である。主要メンバーDylan Baldi曰く“前作のポップ・パンクとは対立するものとして、新作をロック・アルバムと呼びたい”と。逞しく成長した姿を見るにつけ、俄然来日を切望!
米オハイオ州クリーブランド出身のDylan Baldiのソロ・プロジェクトであるCLOUD NOTHINGSのデビュー・アルバムは、"等身大"という言葉が申し分なくしっくりくる作品に仕上がった。2009年、当時18歳の彼が自宅の地下室でレコーディングした楽曲がネットで話題を呼び、昨年はSXSWにも出演を果たした。軽やかなギターのカッティングが特徴的なローファイ・テイストのサウンドと、どこまでもキャッチーなメロディに隅々まで宿る躍動感。若者が内包する有り余るエネルギーが、全て音と歌にぶつけられたようなピュアネス。良い意味で軽いノリで始まったような、頑張りすぎないラフな空気が生々しくリアルだ。音楽を心の底から楽しんでいるポジティヴな意識と、甘酸っぱく瑞々しい青春がぎっしり詰まっている。
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