JavaScript を有効にしてご利用下さい.
Japanese
"ねえルナ?"とひたすら語り掛ける「Honey's Dead」、"Annie/まばたきが終わるまで/此処にいて"と想いを募らせる「Annie」。それぞれ中心にひとつの愛しい存在を描いた空想的な2曲は、エフェクティヴなギターを主軸に作り上げるドリーミーなサウンドも相まって、聴き手をロマンチックな世界へと招待する、眩しい光に満ちている。前作『yours』ではバンドの影の部分を大胆に見せた彼らだっただけに、今作での揺るぎない輝きが一層際立っていた。さらに「Annie」ではオルタナティヴ・ロック・バンド Kill My 27のHITOMIをゲスト・ヴォーカルに迎え、透明度の高いコーラス・ワークで彩ることで、楽曲のピュアな響きを助長。そんななか、"Honey's Dead"というタイトルが物語るとおり、一抹の哀切が胸を締めつける愛しい1枚。
昨年末にリリースした初の全国流通盤『to surrender』で、自身のルーツであるグランジ、シューゲイザー、ポスト・ロックなどをポップで味つけした独自の音楽性を明示してみせたphyxmoment。半年ぶりの新作となる今回の2ndシングルには、"夜"をテーマにした3つの物語が収められている。空間系のイノセントなギターが疾走感のある楽曲を解放的なものへと導く「yours」に始まり、訥々と歌われる"落ちた"、"溺れたいな"といった暗い詞と全体を支配する不協和音に呑み込まれそうになる「night/fiction」、そして得意のシューゲイズ・サウンドが感情の昂ぶりとともにボリュームを上げていく「atmosphere」でフィナーレ。ここで描かれる夜は"不安"の象徴であるかのように、全編、閉鎖的で傷心的。でも、儚いほどに美しい。
大阪にて結成されたオルタナティヴ・ロック・バンドphyxmomentが、初の全国流通盤となる1stシングル『to surrender』をリリース。今作は、やわらかなアルペジオの中を漂う市川(Vo/Gt)の甘美な歌声が心地よいTrack.1「darkless」から始まり、メンバーのルーツでもあるオルタナ/グランジ色が濃く出た表題曲「to surrender」では、間奏部分でエフェクトの効いた轟音が洪水のように襲いくる。そしてTrack.3「rubysparks」では、淡い光にふわりと包まれるようなあたたかさとポップさを兼ね備えたサウンドでいなくなっ た"あなた"への思いを歌う。3曲それぞれが特徴的で、phyxmomentの持つ激しさと繊細さが見事に表現された名刺代わりの1枚だ。
Show More
Skream! 2024年09月号
the paddles柄須賀皇司の“おかんの口から生まれました”
ネクライトーキーのぐだぐだ毎日
ビレッジマンズストア 水野ギイの“家、帰っていいですか?”
Laughing Hick ホリウチコウタの能ある君は僕を隠す
Lucky Kilimanjaro maotakiの"一食入魂"
Academic BANANA 齋藤知輝の"大切なことはすべてラブソングが教えてくれた。"
フィルフリーク 広瀬とうきの 『サウナフリーク』
月蝕會議エンドウ.の"月蝕會議室24時"
"SPARK!!SOUND!!SHOW!! チヨの部屋"
GANG PARADE ユメノユアの"ROCK ON!#YuaPlaying"
挫・人間 下川リヲの“モノホンプレーヤーになれねえ”
THE BACK HORN 松田晋二の"宇宙のへその緒"
cinema staff 「萌えもemo」
フクザワさんによるあの曲のイメージイラスト