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Japanese
「月夜」の"見せかけの優しさも/嘘だらけの言葉だって/わたしには綺麗だと思えたんだ"というフレーズは、夜の中で彷徨う主人公の姿を映し出しながら人間の脆さを描いているが、同時に、自分が抱いた感情がいつだって真実であることを打ち出している。「Noisespiral」では、周囲に惑わされず自らを信じて進む人間の強さを描いている。柔らかな手触りの表題曲と疾走感溢れるカップリング曲ではサウンドが与える印象は相反するが、結局歌の真ん中にあるものは同じなのではと思う。それは"人は誰しもひとりであって、それ以上でも以下でもない"という大前提。単身上京し、かつての見知らぬ土地で音楽とともに生きる彼女自身のリアルな温度がそのまま宿った2ndシングルだ。
昨夏、UK.PROJECT主催オーディションにて特別賞を受賞したCettiaが、2月のデビュー・ミニ・アルバムに続き1stシングルをリリース。この春上京した彼女が故郷を思い浮かべて書いたという「ララバイグッバイ」も、"綺麗な本当なんていらないよ"という歌い出しの「escapism」もどちらも揺らぎの曲。夢と現実、出会いと別れの境界で揺れる18歳の視点を瑞々しく音楽へ落とし込んだ。2曲とも曲の終わりには一歩前へ踏み出す主人公の姿があり、それはステージ上で堂々と歌声を響かせるCettia自身の強さと重なる。"今"しかできない表現を積み重ねながら、きっとCettiaは形作られていくのだろう。まっすぐなサウンドを聴いていたらそんな予感がした。
2016.08.16 @新木場STUDIO COAST
2015.08.18 @新木場STUDIO COAST
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